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アシナガバチの毒は危険!成分や正しい対処法を徹底解説
アシナガバチの毒は危険!成分や正しい対処法を徹底解説

アシナガバチの毒は危険!成分や正しい対処法を徹底解説

スズメバチの毒性の強さは周知の事実でありながら、アシナガバチの毒についてはご存じない方も少なくないでしょう。
本記事では、アシナガバチの毒について詳しく解説します。

  • 「アシナガバチも毒があるの?」
  • 「刺されたらすぐに病院に行くべき?」

などの疑問に向けて、アシナガバチの毒の成分や刺された時の症状、応急処置法などをまとめました。医療機関の受診が必要な目安にも触れていますので、正しい知識を身に付けて安全を守りましょう!

アシナガバチの生態や毒の特徴

アシナガバチの生態や毒の特徴
最初に、アシナガバチの生態や毒の特徴について、以下3点のポイントを見ていきましょう。

  • 攻撃性と人との関わり方
  • 毒に含まれる成分
  • スズメバチとの違い

それぞれ、解説していきます。

攻撃性と人との関わり方

アシナガバチは、基本的にはおとなしい性格。わざわざ人間を襲うわけではありませんが、巣や幼虫を守る必要があると判断すると、一転して攻撃的になります。
アシナガバチの巣は、軒下や庭木、フェンスの上など、人の生活圏に比較的近い場所に作られるケースが多く、気付かずに近づいて刺激してしまうリスクも否めません。
特に、夏から秋にかけて巣が大きくなる時期は、働き蜂の数も増え、防衛本能が強まるため注意が必要です。

毒に含まれる成分

アシナガバチの毒は、スズメバチと同様に「毒のカクテル」とも称される複数の成分を含んでいます。
主な成分には、ヒスタミン・セロトニン・蜂毒キニン・マストパラン・ポリアミン類・ヒアルウロニダーゼなどがあり、刺された部位に痛みや腫れ、炎症を引き起こします。
アシナガバチの毒性はスズメバチよりも弱いとされていますが、刺された際の痛みは強く、アナフィラキシーショックを引き起こす恐れがあるので、油断できません。

スズメバチとの違い

アシナガバチとスズメバチは、同じスズメバチ科に属しますが、いくつかの点で異なります。
スズメバチは大型で攻撃性が強く、人間とトラブルになりやすいイメージの通り、すぐに威嚇しはじめますが、アシナガバチは比較的おとなしく、巣を刺激しない限り攻撃しない傾向にあります。
巣に関しても、スズメバチは外殻で覆われているのに対し、アシナガバチの巣はむき出しの六角形の部屋が特徴。飛び方も、アシナガバチの方がゆっくりと飛ぶので、遭遇時に巣や飛び方から判断できるケースもあるでしょう。

アシナガバチの毒による症状

アシナガバチの毒による症状

続いて、アシナガバチの毒による症状を、段階的に解説します。

  • 【軽度】痛み・腫れなど
  • 【中度】熱感、かゆみの拡大
  • 【重度】アナフィラキシーなどの全身症状

上記の順に、見ていきましょう。

【軽度】痛み・腫れなど

アシナガバチに刺されると、刺された部位に痛みや腫れが現れる場合があります。
痛みは、刺された直後に感じ、数分から数時間でピークに達するでしょう。あわせて、刺し口周辺から腫れはじめ、赤くなったり膨らんだりします。
痛みや腫れの症状は、通常数時間から1日以内に自然に回復するケースが多いので、痛みや腫れを和らげるために、患部をしっかり冷やしてください。
市販の抗ヒスタミン薬やステロイド外用薬を使用するのも、炎症を抑える効果があります。

【中度】熱感、かゆみの拡大

刺された部位から、痛みや腫れだけでなく、熱やかゆみが広がってくると要注意。アシナガバチの毒が体内でアレルギー反応を引き起こしている可能性があります。
熱感は刺された部位だけでなく、周囲にも広がり始め、かゆみも数日間続くケースも。冷却や抗ヒスタミン薬の使用で軽減できるものの、症状が長引くなら、早めに医療機関に見てもらうのが推奨されます。

【重度】アナフィラキシーなどの全身症状

まれに、アシナガバチに刺されると、アナフィラキシーショックを引き起こすケースもあります。
アナフィラキシーショックとは、全身に急激なアレルギー反応が現れる重篤な状態で、呼吸困難・意識障害・血圧低下などの症状が現れます。迅速な対応が必須なので、刺された直後にこれらの症状が現れた場合は、直ちに救急車を呼び、医療機関での治療を受けてください。
アナフィラキシーの既往歴がある場合や、過去に蜂に刺された経験のある方は特に注意が必要で、即エピネフリンなどを注射する判断になるでしょう。
(参考文献:アナフィラキシーショックの症状と原因

アシナガバチの毒に対する応急処置

アシナガバチの毒に対する応急処置
では、万が一アシナガバチに刺された時の応急処置法をお伝えしましょう。

  1. 針が残っているならピンセットで抜く
  2. 患部を冷たい水でよく洗い流す
  3. 保冷剤で冷やす
  4. 抗ヒスタミン外用薬を塗布する
  5. 異常が続くなら至急医療機関へ

上記の応急処置手順を、詳しく解説していきます。

STEP1:針が残っているならピンセットで抜く

刺された際、まず、アシナガバチの針が皮膚に残っていないか確認してください。針が残っていると、毒がさらに注入されかねないので、早急に取り除く必要があります。
ピンセットや指で慎重に針をつまみ、引き抜きます。針を押し出すのではなく、引き抜く点がポイント。毒の拡散を最小限に抑えられるでしょう。

STEP2:患部を冷たい水でよく洗い流す

針を取り除いた後、刺された部位を流水で丁寧に洗浄します。早い段階で毒の残留や細菌の侵入を防ぐのがもっとも重要です。患部を刺激しすぎないようにしつつ、しっかりと洗浄してください。
洗浄後は、清潔なタオルで優しく水分を拭き取ります。

STEP3:保冷剤で冷やす

洗浄後は、患部を保冷剤で冷やしましょう。冷却により血管が収縮し、腫れや痛みを軽減できます。
保冷剤や氷をタオルで包み、刺された部位に15~20分程度当てます。冷却は1時間ごとに繰り返すと効果的。もし、腫れや痛みを感じなかったとしても、刺された直後は必ず冷やすようにしてください。

STEP4:抗ヒスタミン外用薬を塗布する

かゆみや腫れが続く場合、市販の抗ヒスタミン外用薬を使用すると、症状を緩和できます。指で薄く塗布し、患部を刺激しないようにします。
以前刺された経験のある方などは特に、そのまま悪化する恐れもゼロではありません。もし、熱を持つなど腫れ以外の症状が出てきたら、市販薬に頼らずすぐに医療機関に行くのも安心な方法です。

STEP5:異常が続くなら至急医療機関へ

刺された後、以下の症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。

  • 顔や喉(患部以外)の腫れ
  • 呼吸困難
  • 意識障害 など

上記のような全身症状が現れた場合は、アナフィラキシーショックの恐れがあり、緊急の対応が必須です。直ちに救急車を呼び、医療機関での治療を受けてください。
全身症状が出なくても、不安な場合は医師に相談するのをおすすめします。

アシナガバチの毒が回った時に絶対に避けるべき対応

アシナガバチの毒が回った時に絶対に避けるべき対応
アシナガバチに刺されたあとの対応として、絶対に避けるべき対応を2つお伝えします。

  • 口で毒を吸い取る
  • アンモニア投与する

大変危険な行為なので、しっかり確認していきましょう。

口で毒を吸い取る

口で毒を吸い出すのは、絶対にNG。映画やドラマで見かけるケースがあるものの、医学的な効果はなく、むしろ非常に危険な行為とされています。
理由としては、以下が挙げられます。
・感染のリスクがある
口の中には多くの細菌が存在しており、傷口に付着すると感染症を引き起こしかねない
・毒が体内に侵入する
吸い出す人の口の中に、虫歯や傷、口内炎などの傷があると、そこから毒が体内に吸収される
・毒の除去効果がほとんどない
毒は血液中やリンパ液中を非常に速く循環するため、口で吸い出しても除去できる量はごくわずか
傷口をさらに傷つけかねませんし、適切な処理も遅れます。お互いにリスクの多い方法として必ず覚えておきましょう。

アンモニア投与する

アンモニア水を刺された部位に塗布する民間療法は、効果がないばかりか、逆に炎症を悪化させるリスクがあります。
虫刺されにアンモニアが効くという考えは、「アリの毒(蟻酸)とアンモニアが中和する」という誤解から来ています。
しかし、多くの虫の毒は酸性ではないため、アンモニアで中和する効果はなく、むしろアンモニア自体が肌に刺激を与え、かえって炎症を起こしかねないのです。

アシナガバチの毒で医療処置が必要なケース

アシナガバチの毒で医療処置が必要なケース
続いて、アシナガバチの毒で医療処置が必要なケースを紹介します。

上記4点、それぞれ、参考にしてください。

アナフィラキシー症状などが出ている

アナフィラキシーは、アレルゲンに対する過敏反応が全身に広がる危険な状態。
呼吸困難や意識障害、血圧低下などの症状が現れた場合は、迷わず救急車を呼びましょう。
治療には、アドレナリンの投与や酸素療法、点滴などが行われます。また、症状が落ち着いた後も、少なくとも24時間の経過観察が必要です。

過去にも刺されたことがある

過去に、アシナガバチやスズメバチに刺された人も要注意。再度刺されることでアナフィラキシーを引き起こすリスクが高まります。
すぐに症状が出なくても、速やかに医療機関を受診し、必要に応じて処方を受けましょう。また、アレルギー専門医による検査や指導を受けておくのも安心です。

一度に複数箇所刺された

一度に何匹にも攻撃され、複数箇所刺された場合も、一刻を争う状態と言えます。毒の量が多くなるため、呼吸困難や血圧低下などの重篤な症状が現れる確率も高く、速やかに必要な処置を受ける必要があるでしょう。

ずっと腫れや熱が引かない

刺された直後に激しい症状が出なかったとしても、刺された部位の腫れや熱が数日経過しても引かない場合は、医療機関に相談してください。
蜂毒によるアレルギー反応や感染症の疑いが否定できません。あくまでも「毒」である点を忘れず、軽視しないようにしましょう。

アシナガバチの毒から身を守る日常の予防法

アシナガバチの毒から身を守る日常の予防法
アシナガバチの毒について解説してきましたが、なにより、刺されない予防をするのが大切。日常からできる予防法を3つ、ご紹介します。

  • ベランダや庭を整理する
  • 食べ物や甘い匂いを屋外に残さない
  • 定期的に点検を依頼する

それぞれ、参考にしてください。

ベランダや庭を整理する

アシナガバチの巣は、民家の軒下やベランダ、庭の木など、風通しの良い場所に作られます。人間の生活圏に近い場所に営巣するケースが多いので、日常的にベランダや庭を整理し、巣の発生を防ぎましょう。
庭木や植木はこまめに選定し、枝が伸びすぎないようにします。庭やベランダに置いている物品も整理整頓し、アシナガバチが巣を作りにくい環境を作るように意識してください。
蜂の巣ができやすい家の特徴を、以下の記事でチェックしてみてください。

食べ物や甘い匂いを屋外に残さない

アシナガバチの成虫は、花の蜜や樹液を餌とします。
そのため、屋外での食事後に食べ物の残りや甘い匂いを放置すると、アシナガバチを引き寄せる原因となります。
特に、果物やジュースなどの甘いものは注意しましょう。食後は速やかに食べ物を片付け、ゴミも密閉できる容器に入れるよう心掛けてください。

定期的に点検を依頼する

なにより重要なのは、定期的な点検です。
アシナガバチの巣は、初期の段階では想像以上に小さく、個人では見落としやすいため、定期的に点検するようにしてください。
特に、春先から夏にかけて活動が活発になるため、この時期を中心に点検すれば、巣が大きくなる前に早期発見が可能です。
専門業者に点検を依頼すれば、屋根裏や軒下、庭木の間など、人目につきにくい場所も含めて、初期の小さな状態でも見つけてくれます。その後の駆除や再発防止対策まで実施してもらえるので、安心感も増すでしょう。
アシナガバチ駆除の正しい方法は、以下の記事で詳しく解説しています。

アシナガバチ駆除にかかる費用相場

アシナガバチ駆除にかかる費用相場
最後に、巣の点検やアシナガバチの駆除を業者に依頼する場合の費用相場を解説します。

作業メニュー 費用相場 備考
点検のみ 無料~3,000円程度 業者によっては、駆除を依頼した場合に点検料が無料になるケースも
一般的なアシナガバチの巣除去 10,000円~20,000円 巣が低所・規模が小さい場合の一般的相場
難所・高所設置 +3,000円~20,000円 高所作業・足場使用・壁内・軒下奥・室外機内部など、状況によって変動
大規模な巣駆除 20,000円前後 事業用途など対外的な場所での駆除

一度蜂の巣ができてしまうと、それなりに駆除費用がかかります。定期的に点検して営巣を未然に防ぐのが、一番の節約と言えるでしょう。
蜂駆除の相場は、以下記事で詳しく解説しています。

アシナガバチの毒は危険大!刺されないように日常から予防しよう!

「ハチ駆除専門クリーンライフ」にお気軽にご相談ください!


アシナガバチの毒について、特徴や刺された時の対処法などを解説しました。
アシナガバチは、スズメバチより攻撃性が低いと言われているものの、毒性はひけを取りません。刺された後に油断していると、重篤な症状につながりかねないので、刺されるリスクは未然に防ぎましょう。
定期的な点検や駆除作業は、実績豊富なハチ駆除専門クリーンライフ』がおすすめ。
現地確認や見積もり作成は無料で対応しているので、ぜひお気軽にご相談ください!

アシナガバチの毒に関するよくある質問

アシナガバチの毒はどのくらい強いのですか?
アシナガバチの毒は、スズメバチと比べると弱めですが、個人の体質によっては軽度から重度のアレルギー反応を引き起こすケースも否めません。
刺された場合、局所の痛みや腫れが主な症状ですが、複数回刺される場合やアレルギー体質の人では、呼吸困難やアナフィラキシーなど重篤な症状に進行する恐れもあるります。油断せず適切に処理してください。
一度刺されると次も重症化しやすいって本当ですか?
蜂毒に対する体の免疫反応は、一度刺されると、次に刺された際にアレルギー反応が強く出る場合があります。
特に、アナフィラキシーの既往がある人は、再度刺されると呼吸困難や血圧低下など重篤な症状を引き起こすリスクが高まります。重症化する前に速やかに医療機関に相談しましょう。
アシナガバチに刺されると命の危険はありますか?
よくある症状は局所の腫れや痛みが主ですが、アナフィラキシー体質の人や過去に重篤な蜂刺傷を経験した人では、呼吸困難、血圧低下、意識障害などの全身症状が急速に現れ、生命に関わる恐れが否めません。
刺された際に、少しでも不安がある場合は、速やかに救急対応してください。
刺されたときはすぐ病院に行くべきですか?
軽度の痛みや腫れだけであれば、必ずしもすぐ病院に行く必要はありませんが、顔や喉の腫れ・呼吸困難・めまい・意識の低下など、全身症状が現れた場合は直ちに救急車を呼び、医療機関での処置が必要です。
過去にアナフィラキシーを起こした経験がある人や、一度に複数箇所刺された場合も、早めの受診が大切だと覚えておきましょう。
市販薬で対処できますか?
軽度の腫れやかゆみであれば、市販の抗ヒスタミン外用薬や鎮痛薬で症状を和らげられます。ただし、刺された部位の腫れが広がる、熱感が続く、呼吸困難やめまいなど全身症状が現れた場合は、市販薬だけでは危険。自己判断せず専門医の診察を受けてください。

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