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アシナガバチの寿命は短い!アシナガバチの巣を放置するリスクと安全な駆除について解説!
アシナガバチの巣を見つけて、「寿命が短いなら冬まで待てばいなくなるのでは?」と放置を考えていませんか?確かにアシナガバチの働き蜂の寿命は1〜2ヶ月と短く、冬には巣が空になります。しかし、放置すると危険性が高まることも事実です。
この記事では、アシナガバチの特徴と寿命、巣を放置した場合の深刻なリスク、そして季節ごとの危険度の変化を専門家が徹底解説します。安全な駆除方法についても紹介します。
Contents
アシナガバチは役割ごとに寿命が異なる

アシナガバチの寿命は、その役割によって大きく異なります。女王蜂だけが越冬でき、働き蜂やオス蜂は秋までに寿命を迎える1年周期です。ここでは、それぞれの寿命と役割について解説します。
女王蜂の寿命は1年
アシナガバチの女王蜂の寿命は約1年で、前年の秋(9〜10月)に生まれた新女王蜂はオス蜂と交尾し、約2週間後に巣を離れて冬眠の準備に入ります。
冬の間は木の穴や屋根裏など暖かい場所で越冬し、翌年の春(4〜5月)に目覚めて巣作りを開始します。主に女王蜂は春から夏にかけて次々と産卵し、働き蜂を増やして巣を発展させることが役割です。
やがて秋になると自らも寿命を迎え、次世代の女王蜂にバトンタッチして一生を終えます。
働き蜂の寿命は1〜2ヶ月
アシナガバチの働き蜂は巣の拡大や幼虫の世話、エサ集めといった役割を果たします。アシナガバチの働き蜂の寿命は約1〜2ヶ月と非常に短命です 。
しかし、女王蜂が休む間もなく産卵を続けるため新たな働き蜂が次々誕生し、夏にかけて巣の規模が急速に拡大します 。
秋口(9〜10月)まで働き蜂はせっせと女王蜂や幼虫のために働き続けますが、気温の低下とともに順次死んでいき、10月頃にはほぼ全ての働き蜂が姿を消します 。
オス蜂の寿命は1〜4ヶ月
アシナガバチのオス蜂の寿命は約1〜4ヶ月です 。オス蜂は晩夏から初秋(8〜9月頃)にかけて巣で羽化し、新女王蜂と交尾することが役割で、交尾の時期以外は巣の防衛や育児には参加せず、交尾が終わると寿命を迎えます。
オス蜂は繁殖期が終わればその一生を終える短命な存在です。
アシナガバチの巣を放置してはいけない3つの理由

冬にはいなくなるということでアシナガバチの巣を放置するのは非常に危険です。ここでは、巣を駆除せず放置することによる3つのリスクを解説します。
夏にハチの数が爆発的に増えるから
アシナガバチの巣を放置すると、夏に働き蜂の数が爆発的に増加して、巣が急成長します 。春先は女王蜂1匹で小さかった巣も、女王蜂が産卵を続け新たな働き蜂が次々と孵化するため、7〜8月頃には巣の規模が日ごとに拡大し数十〜百匹規模になるというのもことが特徴です。
実際、スズメバチの場合ひとつの巣に数千匹規模に達する例もあるように、アシナガバチでも条件が良ければ膨大な数のハチが群がる巣に成長します。
空になった巣が、新たなトラブルの原因になるから
冬になって、空っぽになった巣は新たなトラブルを招く原因です。まず、空になった巣は新しい巣作りの格好の材料となり、アシナガバチやスズメバチは新しい巣の材料として再利用することがあります。
放置された巣は手軽に素材を調達できるため、巣作りシーズンになると古い巣にハチが集まって飛び交い、近くに新たな巣を作ってしまうケースがあるのです。
別の女王蜂が近くに巣を作る目印になるから
空っぽになった巣をそのままにしておくことは、別の新女王蜂がその近くに巣を作る目印になります。ハチにとって古い巣があるということは、その場所が巣作りに適した環境であることの証拠です。
実際スズメバチの場合でも、前年巣があった場所は安全で住みやすい場所と認識されるため新たな女王蜂に巣を作られやすいことが知られています。アシナガバチも同様に、古い巣を放置すると翌年以降も同じ場所に巣を作られるリスクが高まると言えます。
アシナガバチの年間活動サイクル

アシナガバチの活動は春に始まり秋に終わる一年周期です。その間で季節ごとに巣の規模や蜂の性質が変化し、危険度も増減します 。ここでは年間活動サイクルにおけるアシナガバチの生態と、巣の危険度の変化を解説します。
春(4月~5月):女王蜂1匹だけの駆除に最適な時期
春先(4〜5月)は越冬から目覚めた女王蜂がたった1匹で巣作りと産卵を開始する時期です。巣はまだ手のひらサイズにも満たない小さなもので、中には女王蜂しかいません。
この段階が巣の駆除には最も適したタイミングです。巣が小さく蜂の数も少ないため、比較的安全に除去できます。もっとも、女王蜂1匹とはいえ刺されれば危険なのは変わりありません。女王蜂も攻撃性がゼロではなく、刺激すれば刺してくる可能性はあるため、注意が必要です。
夏(6月~8月):働き蜂が急増する危険度上昇期
初夏の6月頃から巣では次々に働き蜂が羽化し始め、巣の規模が急激に大きくなっていきます 。女王蜂は産卵に専念し、代わりに働き蜂たちが外でエサとなる昆虫を捕獲したり巣材を集めたりして巣を拡張していきます 。
見た目にも巣が日に日に大きくなるのが分かるほどで、この時期がアシナガバチの活動の最盛期です 。そのため、この時期はアシナガバチの活動が活発で危険性が上昇するため、不用意に巣に近づかないよう細心の注意が必要です。
秋(8月~10月):攻撃性がピークに達する最も危険な時期
秋も初めの8月頃までは夏と同様に活発ですが、9〜10月にかけてアシナガバチの巣は一年の活動サイクルの完成形となり、内部では新しい女王蜂とオス蜂が育ち交尾を行います 。
巣は最大規模に成長し、中にいる蜂の数も50~100匹規模の集団となりピークの状態です。この頃になると巣の維持のための働き蜂も高齢化し始めますが、巣を守ろうとする本能は最高潮に達します 。外敵から巣と仲間を守るため、アシナガバチも非常に攻撃的になる時期です 。
冬(11月~3月):巣は空になるが油断は禁物
晩秋から初冬(11月頃)になると、アシナガバチの巣は空っぽになります 。新女王蜂を除く女王蜂・働き蜂・オス蜂は冬を越せず全て寿命を迎えるため、巣内には蜂がいなくなるためです。
アシナガバチの場合、スズメバチより一足早く10月頃には働き蜂が全滅し始めます 。元の女王蜂も新女王が飛び立つ頃にその生涯を終え、翌春に向けて生き残るのは新女王蜂だけです。
新女王蜂は巣を離れ、樹の洞や民家の屋根裏、落ち葉の下などで単独で冬眠し、厳しい冬を乗り切ります。
アシナガバチと他のハチとの比較

アシナガバチに関する危険性を正しく理解するため、他のハチとの違いも押さえておきましょう。それぞれ攻撃性や毒性、活動サイクルに特徴の違いがあります。ここでは、アシナガバチと他のハチの違いについて解説します。
スズメバチより攻撃性が低いが毒性は強い
アシナガバチは一般的にスズメバチに比べるとおとなしい性格のハチです。スズメバチのように即座に襲いかかってくる凶暴性は低く、普段はこちらから刺激しなければ攻撃されることはあまりありません 。
しかし、だからといって油断は禁物です 。アシナガバチも巣や自分たちが危険にさらされると判断すれば、容赦なく集団で攻撃してきます 。
また、毒性の面でも危険です。アシナガバチの中でも住宅街に巣を作るキアシナガバチやセグロアシナガバチは毒性が強く、刺されると非常に強い痛みを伴います。
ミツバチのように越冬はしない
ミツバチとアシナガバチでは、冬の越冬形態が大きく異なります。ミツバチは女王蜂と働き蜂が集団で冬を越す数少ない社会性ハチです。一方、アシナガバチは集団での越冬はしないハチです。
前述のとおり、冬を越えるのは新女王蜂1匹のみであり、働き蜂やオス蜂は冬まで生き残れずに死に絶えます 。女王蜂自身もミツバチのように巣の中で冬眠することはなく、樹洞や軒下の隙間などの安全な隠れ場所にて単独でじっと冬を凌ぎます 。
スズメバチの活動期間も1年間
スズメバチの年間活動サイクルもアシナガバチと同様に、春に巣作りを開始して秋に活動を終える一年周期の生活サイクルです。スズメバチの女王蜂は4〜5月頃に冬眠から目覚めて巣を作り始め、6〜9月にかけて働き蜂が巣を急拡大させます。
そして、秋の終わりに新女王蜂とオス蜂が誕生・交尾し、冬には、女王蜂以外は全て死に絶えて巣は空になります 。唯一生き残る新女王蜂だけが単独で冬を越し、翌春にまた新しい巣を作るというサイクルの繰り返しです 。
したがって、スズメバチの巣も基本的には1年間しか機能しないことになります。
アシナガバチの駆除はプロへの相談おすすめな理由

アシナガバチの巣は自力で駆除することも不可能ではありません。実際、春先の女王蜂単独の巣であれば市販の殺虫剤などで撃退する方法も紹介されています 。
しかし、駆除には専門的な知識と道具、そして何より刺されないための万全の安全対策が必要です。ここでは、アシナガバチ駆除をプロに任せた方が良い主な理由を3つ説明します。
自力駆除も可能だが、専門の道具が必要
巣が小さい初期段階であれば、自分で駆除に挑戦することもできなくはありません。しかし、その場合でも、ハチの防護専用の装備や道具を事前にしっかり揃えることが必要です。
例えば、防護服や厚手の手袋は必須です 。さらにハチ駆除専用の噴射力の強い殺虫スプレーを予備も含め2〜3本用意し、一度に大量の薬剤を浴びせられるようにします 。
夜間や明け方、蜂の活動が鈍い時間帯に駆除するのが望ましいため、赤色セロハンを貼った懐中電灯(蜂は赤い光が見えない性質を利用)も用意すると安全です 。
その他、巣を叩き落とす棒や網、落とした巣や死骸を掃除するほうき・ちりとり、ビニール袋なども必要です。
アシナガバチの駆除に関しては下記の記事で詳しく解説しています。
夏から秋にかけて爆発的に働き蜂の数が増えるため危険
夏から秋にかけての巣は働き蜂の数が非常に多く、下手に刺激すると大変危険です 。特に8〜9月の巣には大量の蜂がいますから、一人で駆除しようとすると数十匹もの蜂に一斉に襲われるリスクがあります 。秋の蜂は非常に凶暴化しているため、専門知識のない人が自力駆除を試みるのは極めて危険です 。
屋根裏や高い場所の場合自力駆除は危険
アシナガバチの巣は軒下やベランダの軒天井、庭木の枝先など開放的で目につきやすい場所に作られることが多いですが、中には屋根裏や高所に営巣するケースもあります 。脚立やはしごが必要な高所に巣がある場合、自力での駆除作業は危険です。
特に巣が高所にある場合は、たとえ冬でも自力撤去は危険ですので、無理をせず専門のハチ駆除業者に依頼するのが賢明です 。
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アシナガバチの寿命が短いからといってハチの巣駆除を先延ばしにするのは大変危険です。巣を放置することで刺傷事故や二次被害のリスクが高まる以上、見つけ次第早期に対処するに越したことはありません。
『クリーンライフ』はハチ駆除の専門業者として、アシナガバチはもちろんスズメバチ・ミツバチ等あらゆるハチの巣駆除に対応可能です。最短即日で現場に駆け付け安全に対処いたします 。専門のスタッフが現地調査から駆除作業、駆除後の再発防止処置やアフターフォローまで丁寧に行っており、高所や屋根裏といった難所の巣にも対応可能です。
アシナガバチの寿命に関してよくある質問
- アシナガバチの寿命はどれくらいですか?
- アシナガバチは女王蜂が約1年、生まれてから翌春まで生きます。働き蜂は1〜2ヶ月程度と短命で、秋までに死んでしまいます 。オス蜂も1〜4ヶ月程度の寿命で、秋の交尾シーズンが終わると死に絶えます 。冬を越えるのは新女王蜂1匹だけで、他の蜂は全て冬前に寿命を迎える一年限りの生活サイクルです。
- アシナガバチの巣を放置しておくとどうなりますか?
- 巣を放置すると夏に働き蜂が爆発的に増え危険性が大幅に高まります 。巣が大きくなるにつれ蜂の攻撃性も上がり、刺されるリスクが飛躍的に高くなります。放置はデメリットだらけなので、早めに撤去することがおすすめです。そのため、冬に巣が空になっても安心はできません。空き巣は別の蜂の巣作りの材料に利用されたり、他の害虫の温床になったりする恐れがあります 。さらに、古い巣が残っていると翌年新しい女王蜂に同じ場所を狙われる可能性が高いです。
- アシナガバチはスズメバチのように危険ですか?
- 攻撃性という点ではアシナガバチはスズメバチほど凶暴ではないため、こちらから刺激しなければ襲ってこないことが多いです 。しかし毒性は強く、刺されれば激しい痛みや腫れを引き起こします 。場合によってはアナフィラキシーショックなど命に関わる反応が起きる危険もあり、油断はできません 。「スズメバチでないから安全」ということは決してなく、巣に近づけば集団で刺される恐れがある点は同じです。
- どの季節がアシナガバチの危険性が高まりますか?
- 一般的に夏から秋(7〜9月頃)にかけてアシナガバチの活動はピークを迎え、危険性が高まります 。特に8月前後は働き蜂の数が最大になり攻撃性も高くなるため、刺傷被害が最も多いです。また秋口まで巣が巨大化している場合は、巣に近づくだけで威嚇・攻撃されるケースもあります 。逆に春先(4〜5月)は女王蜂1匹だけの時期で比較的安全ですが、それでも不用意に刺激すると刺される可能性はあるので注意が必要です。
- アシナガバチの自力駆除は可能ですか?
- 巣が小さい春先や冬場であれば、防護服や専用殺虫剤を用意することで自力駆除が不可能ではありません 。しかし働き蜂が増えた夏〜秋の巣を自力で駆除するのは非常に危険です 。複数人での作業や専門的な道具がないと対応しきれない場合が多く、刺傷リスクも高まります。また高所に巣がある場合は転落など二次事故の危険もあります 。適切な装備と知識がない場合は、無理をせずプロのハチ駆除業者に任せるのが安全です。
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