アパートに蜂の巣ができたら大家と管理会社に連絡を！場所別に責任の所在を徹底解説！

アパートの廊下や室内に近い場所で蜂の巣を見つけた時、不安に感じる人も多いのではないでしょうか。蜂は刺されると強い痛みが伴うため注意が必要です。

特に、アパートやマンションなどの賃貸住宅では、巣の発生場所によって大家や管理会社が対応するのか、入居者が対応するのか責任の所在が異なります。本記事では、蜂の巣を見つけた時に大家や管理会社へ連絡すべき理由について解説します。さらに、巣営場所別に駆除費用の負担責任についても解説しているため、あわせて参考にしてください。

【本記事で解決できるお悩み】

• アパートに蜂の巣ができた時どうしたら良いか分からない
• 巣の場所によって責任がどう変わるのかを知りたい
• 蜂の巣の種類を幹分けられるようになりたい
• 巣を作らせない方法を知りたい
• 安全に蜂の巣を駆除する方法を知りたい

ぜひ本記事を参考にして、アパートで蜂の巣を見つけた際の正しい対応に役立ててください。

蜂の巣を見つけたら大家と管理会社に連絡を！

アパートで蜂の巣を見つけた時、多くの入居者は驚きと不安を抱え、パニックに陥ってしまうかもしれません。まずは落ち着いて、大家もしくは管理会社へ連絡してください。

なぜなら、共用部分に巣があった場合、管理側の責任で処理されるケースが一般的であるためです。ですから、アパートで巣を見つけたら、必ず大家や管理会社へ状況を伝えましょう。

ここでは、アパートで蜂の巣を見つけた時にやるべきこと、やってはいけないことについて解説します。

連絡時には蜂の巣の状態や蜂の種類を伝えよう

大家や管理会社に連絡する際、単に「蜂の巣がある」と伝えるだけでは不十分です。なぜなら、巣の大きさや設置されている場所、蜂の数や種類などをできる範囲で正確に伝えることで、管理側は迅速かつ適切に対応できるためです。

例えば、ミツバチは攻撃性が低い一方、スズメバチは強い毒性と高い攻撃性を持つため、駆除方法が変わってきます。また、巣がベランダの手すりにあるのか、共用部分の壁の中にできているかによっても責任の所在や対応の仕方が異なります。

つまり、入居者が蜂の巣に関する詳しい情報を伝えることは、管理側の判断を助け、スムーズな解決につながるのです。

無断で業者に依頼するのはNG

蜂の巣を見つけると慌てて駆除したくなる人も多いかもしれません。しかし、大家や管理会社に連絡しないまま、独断で業者に駆除依頼してはいけません。

なぜなら、共用部分に発生した巣であった場合、基本的に管理会社や大家が費用を負担するためです。そのため、無断で駆除を依頼した結果、後になって費用を負担する必要がなかったと発覚するケースも少なくありません。

また、費用がもったいないからといって自力で退治しようとする行為は危険が大きく、蜂に刺されるリスクも高まります。ですから、安全性とトラブル回避のためにも、まずは大家や管理会社に連絡をし、指示を仰ぎましょう。

【巣営場所別】駆除費用の負担責任者を解説

アパートやマンションで蜂の巣を見つけた場合、巣の位置によって駆除費用の負担者が変わります。ここでは、下記2つの場所に分けて責任区分や連絡時のポイントについて解説します。

• 共用部分の場合
• 専有部分の場合

共用部分の場合：管理会社が負担する

住人全員が利用する共用部分に蜂の巣ができた場合、管理会社や大家が駆除費用を負担するのが一般的です。なぜなら、管理側は建物全体の安全や快適な環境を維持する責任を持っているためです。

共用部分にあたる場所は以下の通りです。

• 廊下
• 階段
• 駐輪場
• 敷地内の植え込み
• ゴミ捨て場
• エレベーター
• エントランス

など

もし、共用部分の巣を入居者が独断で業者に依頼してしまうと、費用が返還されないばかりか、管理会社とトラブルになる可能性もあります。そのため、発見した時点で速やかに管理会社へ連絡し、巣の状況を報告しましょう。そうすれば、管理側は速やかに専門業者を手配し、駆除してくれるはずです。

専有部分の場合：入居者が負担する

アパートの入居者のみが使用する専有部分に蜂の巣ができた場合、原則としてその部屋の入居者が駆除費用を負担しなくてはなりません。専有部分にあたる場所は以下の通りです。

• ベランダ
• エアコンの室外機
• 換気扇
• 選ゆうの庭
• 部屋の内部
• 窓
• 軒下

など

専有部分は日常的な清掃や管理を入居者がおこないます。そのため、蜂の巣も自己管理の範囲とみなされるのです。

特に、ベランダの隅やエアコンの室外機周辺は雨風をしのぎやすいため、蜂が巣を作りやすい場所です。これらの場所は気づきにくい場所でもあるため、知らない間に巣が大きくなり、後から高額な駆除費用が発生するケースも少なくありません。

【種類別】蜂の巣の特徴を解説

蜂の巣といっても、蜂の種類によって形状や特徴、危険性は大きく異なります。そのため、誤って近づくと攻撃を受けるリスクがあるため注意が必要です。

特に注意したい蜂の種類は大きく分けて下記3種類です。

• スズメバチ
• アシナガバチ
• ミツバチ

蜂の種類を見分ける知識を持つことは安全な対処につながります。ここでは上記3種類の蜂の巣について解説します。

スズメバチの場合

スズメバチの巣はフラスコをひっくり返したような形からスタートし、大きくなるにつれて球体になってくるのが特徴です。茶色の層が重なったようなマーブル模様も見分ける際のヒントとなるでしょう。

初期段階ではテニスボール程度の小さなサイズですが、放置すると1シーズンで直径1mを超える巨大な巣になるケースも少なくありません。さらに、スズメバチは攻撃性が非常に高く、巣に近づくだけで威嚇して襲いかかってきます。

その上、刺された場合の毒性も強く、アナフィラキシーショックのリスクが高いため、人が多いアパートでは特に注意してください。

下記記事では、スズメバチの巣について詳しく解説しています。再発予防策についても解説しているため、ぜひ参考にしてください。

 

アシナガバチの場合

アシナガバチの巣は、シャワーヘッドのように複数の小さな六角形の部屋がむき出しになっているのが特徴です。色は灰色がかっており、和紙のような質感です。

大きさは10〜20センチ程度に収まることが多く、見た目はスズメバチほど大規模ではありません。その上、アシナガバチはスズメバチよりおとなしい性格であるため、危険性を軽視する人も多いと言われています。

しかし、巣を刺激すると一斉に攻撃してくるため油断は禁物です。営巣場所としてはベランダの天井、エアコンの室外機周辺、植木鉢や物置の隙間など、人の生活空間に近い場所が多いため、アパートに巣営することも十分考えられます。

下記記事では、アシナガバチの巣について詳しく解説しています。見た目の特徴だけではなく、巣ができる季節や巣を見つけた時の対処法についても解説しているため、ぜひ参考にしてください。

ミツバチの場合

ミツバチの巣は、板が垂れ下がったような独特の形状が特徴です。六角形の部屋が規則的に並び、内部には蜜や花粉、幼虫が詰まっています。

営巣場所としては屋根裏や床下、壁の隙間など閉ざされた空間を好むため、アパートにできる可能性も十分に考えられます。ミツバチ自体は比較的温厚な性格であるため、人間を積極的に攻撃することはありません。

しかし、巣を刺激すると強い防衛本能が働き、集団で襲ってくるため注意してください。万が一巣を放置してしまうと、大きくなったミツバチの巣から蜂蜜が建物に染み出し、壁や床などを傷めてしまう可能性があるため早期発見が重要です。

下記記事では、ミツバチの巣について詳しく解説しています。ミツバチの習性や巣の特徴だけではなく、闇雲に駆除してはいけない理由についても解説しているためぜひ参考にしてください。

巣を作らせないための予防策4選

蜂の巣は一度作られてしまうと駆除する危険と費用が伴うため、巣営されないよう予防することが重要です。おすすめの予防策は以下の4つです。

• 住居を清潔に保つ
• 殺虫剤を散布する
• 木酢液を散布する
• ニオイが強い物を置かない

蜂は住みやすい環境を見つけると短期間で営巣を始めるため、日常的に環境を整えておくことで被害を防ぎやすくなります。ここでは上記4つの効果と注意点について解説します。

住居を清潔に保つ

蜂は食べ物のニオイを嗅ぎつけて寄ってきます。さらに、ゴミで散らかっていると、その隙間に巣営する傾向にあります。

そのため、住居をこまめに掃除し、清潔に保ちましょう。この時、網戸や窓に破損している箇所があれば修理をしておくと安心です。

なぜなら、蜂が破損した隙間から室内に侵入する可能性があるためです。

特に、ベランダは洗濯物や植木鉢、室外機などがあり、蜂にとって営巣に適した環境が整いやすいため、こまめに点検しましょう。

下記記事では、ベランダに蜂の巣ができやすい理由について詳しく解説しています。ベランダ付きのアパートに住んでいる人はぜひ参考にしてください。

殺虫剤を散布する

市販の蜂用殺虫スプレーを活用し、蜂が巣を作りやすい軒下やベランダの天井、室外機の裏などに定期的に散布しておくことも効果的です。なぜなら、殺虫剤は蜂が嫌う成分を含んでいるため、巣作りを未然に防ぐ役割を果たしてくれるためです。

ただし、強力な薬剤であるため使用時には換気やマスクの着用など安全対策を徹底してください。特に、小さな子どもやペットがいる家庭では誤ってスプレーの成分を吸い込まないよう注意が必要です。

また、効果は時間の経過とともに薄れるため、季節ごとに散布を繰しましょう。巣ができてからでは危険性が高まるため、蜂が活動を始める春先から予防的に使用することをおすすめします。

木酢液を散布する

化学薬品に抵抗がある人には木酢液を利用した予防法を試してみましょう。木酢液も殺虫剤と同様、定期的に散布することで長期的な効果が期待できる方法です。

木酢液とは炭を作る過程で発生する液体のことです。木酢液には独特の煙臭があるため、ベランダや軒下、庭木の幹に薄めた木酢液をスプレーしておくと、蜂が近寄りにくくなる効果が期待できます。

市販の木酢液はホームセンターや通販で手に入れやすく、環境にも優しいため安心して使える点も嬉しいポイントです。

ただし、においが強いため室内でたくさん使用すると生活に支障を感じる可能性があります。また、指定した場所にしっかり効果を発揮できるよう、散布の際は風向きや周囲の状況を確認しましょう。

ニオイが強い物を置かない

蜂は甘い香りや発酵したにおいに引き寄せられる習性を持っています。そのため、ベランダに飲みかけのジュース缶や食べ残し、花を植えたプランターを放置すると、蜂を呼び寄せてしまうかもしれません。

蜂を引き寄せないためには、強いにおいを発するものを屋外に置かないよう心掛けましょう。生活ごみは必ず蓋付きの容器に入れ、回収日まで室内に保管することも効果的です。

蜂を引き寄せる要因をなくすことで、結果的に巣を作られにくい環境を整えましょう。

蜂の巣駆除にかかる平均相場

蜂の巣を駆除する際の料金は、依頼する業者や巣の場所、蜂の種類によって変動します。さらに、スズメバチのように攻撃性の強い種類や、高所や屋根裏にある巣の場合は特殊な作業が伴い、費用が加算されるため、必ず見積もりを出してもらいましょう。

ここでは、蜂の巣駆除にかかる平均相場について解説します。

諸経費を含めて1万円以上はかかる

蜂の巣駆除の費用は、出張費や作業費、薬剤費といった諸経費を含めて算出され、最低でも1万円はかかることを覚えておきましょう。小さな巣であれば比較的安く済む傾向にあるものの、巣が大きくなると2万〜3万円を超えることも珍しくありません。

さらに、業者によっては夜間に対応するケースに備え、割増料金が設定されている場合もあります。そのため、夜間の駆除には費用が跳ね上がるでしょう。

とはいえ、安さを基準に業者を選ぶと対応の質や安全性に不安が残るため、料金体系を事前に確認し、信頼できる専門業者へ依頼してください。

駆除料金は巣の大きさや危険度に比例して上がっていく

蜂の巣駆除の料金は巣の規模や蜂の種類、作業環境によって大きく変動します。例えば、直径10センチ程度の小規模な巣であれば作業時間も短く費用も安く済むでしょう。

一方、直径30センチを超えるような大きな巣や、天井裏や樹木の高所にある巣は危険度が高く、作業員が複数人で対応する必要があるため、料金が跳ね上がります。特に、スズメバチは攻撃性が高いため、防護服や特殊な器具を用いた慎重な作業が不可欠です。

そのため、大きなスズメバチの巣は費用が加算される傾向にあることを覚えておきましょう。このように、料金は駆除の難易度を反映しているため、攻撃性が高い蜂であったり、危険な場所に作られた巣であったりするほど高額になる傾向にあるのです。

巣を見つけたら早めに駆除を依頼しよう

蜂の巣は時間が経つほど大きくなり、働き蜂の数も急速に増えていきます。そのため、巣が大きくなればなるほど駆除作業の危険性が高まり、それに比例して費用も高額になってしまうのです。

そのため、小さいうちに早めに業者へ依頼することが経済的にも安全面でもおすすめです。特に、春から初夏にかけては巣が作られやすい時期にあたるため、この段階で気づいて対応すれば、比較的低料金で済むでしょう。

アパートに蜂の巣ができてお困りの方は『ハチ駆除専門クリーンライフ』にご相談ください

アパートやマンションで蜂の巣を発見すると、放置するわけにもいきません。しかし、責任の所在が曖昧なまま独断で業者に依頼すると費用トラブルになることもあるため、まずは管理会社や大家に連絡をした上で、信頼できる専門業者に相談しましょう。

もし、専有部分に蜂の巣ができたら『ハチ駆除専門クリーンライフ』にご相談ください。弊社はアパートにできた蜂の巣の大きさや種類を問わず確実に蜂の巣を駆除いたします。

さらに、専門のスタッフが状況に応じた最適な方法で処理をおこなうため、入居者や建物全体の安全をお守りいたします。

また、見積もりから駆除、アフターケアまで一貫して対応しているため、初めての方でも安心です。「蜂の巣ができて困っている」、「どの業者に依頼していいか分からない」とお困りの人はぜひ弊社へご相談ください。