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スズメバチに効く殺虫剤の選び方や抑えておきたいポイントなど徹底解説
スズメバチ駆除に最適な殺虫剤の選び方や注意点をわかりやすく解説します。
スズメバチが生活圏に頻繁に出現したり巣を作ってしまった場合は、迅速な対応が求められます。
しかし、間違った殺虫剤を選んだり、不適切な方法で駆除するのは反撃される可能性があり大変危険です。
自力対応の利点や危険性を見極め、安全に駆除対策を行う方法をご紹介するのでぜひ参考にしてください。
Contents
スズメバチ用殺虫剤は“ピレスロイド系”配合かが重要
スズメバチ駆除には、「ピレスロイド系」と呼ばれる成分が配合された殺虫剤が最適です。
ピレスロイドは、自然界に存在する除虫菊(シロバナムシヨケギク)に含まれるピレトリンという天然成分をもとに合成された化学物質で、昆虫の神経系に作用し、麻痺させて死に至らせる効果があります。
一方で、ピレスロイド系は哺乳類に対しては分解・代謝が早く、必要以上に蓄積しにくいため、人間やペットへの影響は比較的少ないとされています。
そのため、家庭での使用にも向いており、安全性と駆除効果を両立できるのが大きな特徴です。殺虫剤を選ぶ際は、必ず「ピレスロイド系配合」と明記されている商品を選びましょう。
(参考:国立環境研究所 ピレスロイドって?、農業工業会 農薬が人に及ぼす影響や安全性などについて )
スプレー、置き型、燻煙タイプの3種類が主流
スズメバチ用殺虫剤は、大きく分けて「スプレータイプ」「置き型タイプ」「燻煙タイプ」の3種類が主流です。
駆除したい場所や巣の状況に応じて、適切なタイプを選ぶことが重要になります。この章では、それぞれのタイプの特徴と、使い方のポイントについて詳しく解説していきます。
スプレータイプは巣ごと一網打尽にできる
スプレータイプのスズメバチ用殺虫剤は、巣や飛び回るスズメバチに直接噴射することで、短時間で一網打尽にできるのが大きな特長です。
ピレスロイド系成分による即効性の高い効果で、危険なスズメバチでも素早く駆除することができます。スプレータイプは巣の位置が特定できている場合や、巣の規模が比較的小さい場合に特に効果を発揮します。
ただし、使用時は蜂が興奮しやすいため、防護服の着用や事前の安全対策が欠かせません。また、風向きや周囲の状況にも注意し、確実に噴射できるタイミングを見計らって使用することが大切です。
なお、巣が見つからない場合や、より広範囲をカバーしたい場合にはスプレータイプは不向きです。
巣の位置が不明でも置き型タイプで駆除可能
巣の場所が特定できない場合や、生活圏に出入りするスズメバチだけを効率的に駆除したい場合には、置き型タイプの殺虫剤が有効です。
置き型タイプは、甘い香りや誘引剤でスズメバチを引き寄せ、殺虫効果の入った餌を巣に持ち帰らせ、巣内で餌を分け与えることでコロニーごと駆除する仕組みです。
ミツバチが嫌う臭いが配合されていたりするのでスズメバチだけを狙い撃ちできるのもポイントです。設置するだけで駆除できるため、安全な距離を保ちながら対策できるメリットがあります。
特に、屋外の庭先やベランダ、物置の周辺など、スズメバチが飛来するエリアに複数設置すると、より効果が高まるでしょう。
また、例年スズメバチが良く来てしまうような場所に予防的に設置するのも効果的です。
ただし、即効性がないので、生活圏内で頻繁に遭遇するなど緊急を要する場合は不向きです。
閉鎖空間の巣なら燻煙タイプが効果的
倉庫や物置、屋根裏など、閉鎖された空間にスズメバチの巣がある場合には、燻煙タイプの殺虫剤が効果的です。
燻煙タイプは、殺虫成分を含んだ煙を充満させることで、狭く人が入り込むのが難しいような場所に潜んでいるスズメバチもまとめて駆除できるのが特長です。
使用時は必ず対象エリアを密閉し、事前にペットや食品などを移動させるといった安全対策も行いましょう。
また、製品によっては火災報知器が反応してしまうタイプもあるので事前にご確認ください。
なお、女王蜂は巣の奥にいるため巣の入り口が開放的なタイプの巣には効果が高いですが、入り口が狭く煙が奥まで入っていかない場合は完全な駆除が難しい場合があります。
巣の撤去を試みたときに、内部から生き残った蜂が飛び出してくる可能性もあるので十分ご注意ください。
殺虫剤を使う際の注意点
スズメバチ用の殺虫剤を使う際には、いくつか重要な注意点があります。
使用方法を誤ると反撃を受けたり、思わぬ事故につながるリスクもあるため、慎重な対応が求められます。
まずは、自力で対応できる状況かどうかを冷静に見極めることが大前提です。
ここからは、殺虫剤を使う際に特に注意すべきポイントを順番に詳しく解説していきます。
自力対応可能かを見極める
スズメバチの駆除は、状況によっては非常に危険を伴うため、まず「自力で対応できるかどうか」を慎重に判断することが重要です。
スズメバチは通常、春先は女王蜂が一匹で巣作りを行っているので、働きバチもおらず巣がまだ小さい段階であれば、適切な準備と方法を取ることで自力対応が可能です。
一方で、巣が25~30cm以上に成長している場合や、夏以降の大変攻撃的になっている季節、働きバチの数が多い場合などは、無理に自分で駆除するのは避けましょう。
また、攻撃性が特に高い種類(例:オオスズメバチ、モンスズメバチなど)が関与している場合や、巣が高所や狭所にある場合も、自力での駆除は非常に危険です。
少しでも不安がある場合や、現場の状況が複雑な場合は、無理をせずに専門業者へ依頼する判断をすることが、安全・確実な駆除につながります。
刺されないための準備をする
スズメバチの駆除を自力で行う場合、刺されないための事前準備は絶対に欠かせません。
どんなに小さな巣でも、攻撃を受けるリスクがあるため、万全な防護対策を整えてから作業に臨みましょう。
具体的には、毒針が皮膚に届かないレベルの厚手の防護服(長袖・長ズボン)、帽子、手袋、長靴などを着用し、肌の露出を無くすことが重要です。
また、黒色はスズメバチを刺激しやすい色とされているため、衣服はできるだけ白系統を選ぶとよいでしょう。
防護服は購入するとかなり高額な場合が多いのですが、市区町村で貸し出ししてもらえる場合があるので確認してみるのも良いでしょう。
必ず蜂の種類に対応した殺虫剤を使用する
スズメバチ駆除には、必ず「スズメバチ対応」と明記された殺虫剤を使用することが大切です。
“ハチ用”と書かれていても、対象がアシナガバチやアブなどの場合、スズメバチには十分な効果を発揮できず、逆に攻撃性を高めてしまうリスクがあります。
基本的には、ピレスロイド系であれば問題ありませんが、スズメバチ駆除用はスプレータイプであれば噴射力が強力であったり、射程距離が長かったりなど特徴があるので購入前に必ずチェックしましょう。
また、過去に使用したものを再利用するような場合は成分の劣化により効果が弱まっている場合があるため、使用期限にも注意してください。
他にも置き型タイプのものは直射日光が当たらない場所に置いた方が良いなど、製品事の使用方法をしっかり確認して効果を最大限活かせるように使用しましょう。
なお、殺虫剤を使用してご自身でスズメバチの駆除を行う際の注意点などをまとめた記事があるのでぜひご覧ください。
殺虫剤での自力対応できないケース
スズメバチ駆除は、場合によっては自力での対応が非常に危険になるケースもあります。
無理に自力で対処しようとすると、重大な事故や二次被害につながるおそれがあるため、冷静な判断が欠かせません。
次に具体的に自力での対処を避けた方が良いケースをご紹介します。
蜂の巣が巨大すぎる
蜂の巣が直径25~30cmを超えるほど大きくなっている場合は、スズメバチの個体数も非常に多くなっているため、自力での駆除は極めて危険です。
殺虫剤を噴射してもすべてのスズメバチに効果が行き渡らず、反撃を受けるリスクが高まります。
またこの時期は巣を守る本能が高まっている働きバチが多く、他のスズメバチとエサの取り合いが起きていたりと攻撃性も格段に高まっています。
このような場合は、無理に自力対応を試みず、速やかに専門業者へ依頼することを強くおすすめします。
高所や手の届かない狭い場所に巣がある
スズメバチの巣が高い木の枝や建物の軒先、屋根裏などの高所にある場合や、壁の隙間や狭い空間に作られている場合は、自力での駆除は非常に危険です。
安定した足場が確保できなかったり、殺虫剤が巣に十分届かないリスクが高まるため、思わぬ転落事故や反撃を受ける危険性が一気に増します。
また、狭い場所に作られた巣は中の様子が確認しづらく、作業中に予想以上のスズメバチが飛び出してくることもあり、大変危険です。
こうしたケースでは、安全確保が難しいため、無理に自力で駆除しようとせず、速やかに専門業者への依頼を検討しましょう。
育てている植物やペットに薬剤が影響を及ぼす可能性がある
スズメバチ駆除に使う殺虫剤は、対象となる蜂には強力な効果を発揮しますが、周囲の植物やペットに影響を及ぼすリスクもあります。
特にスプレータイプや燻煙タイプを使用する場合、薬剤が広範囲に拡散するため、思わぬ被害が出る可能性があります。
たとえば、家庭菜園の野菜や観賞用の植物に薬剤が付着すると、生育に悪影響を与えることがあったり、ペットが薬剤を吸い込んだり、皮膚に触れたりすると体調不良を引き起こす危険性もあります。
さらに、水槽で飼育している魚類やは虫類なども、薬剤に非常に弱くわずかな飛散でも命に関わることがあるため特に注意が必要です。
こうしたリスクが想定される場合は、あらかじめ植物やペットを別の場所に避難させるか、自力駆除を避けて専門業者に相談するのが安心です。
危険すぎるスズメバチが対象
スズメバチの中でも、特に攻撃性が高く危険度の高い種類が対象となる場合は、自力での駆除は絶対に避けるべきです。
代表的な危険種には、オオスズメバチやモンスズメバチ、キイロスズメバチなどがあり、これらは縄張り意識が非常に強く、わずかな刺激でも集団で襲いかかってくる危険性があります。
こうした種は一匹あたりの毒性が高い上、刺されたときに注入される毒の量も多くきわめて危険です。
また、日頃見慣れていない人にとっては、どの種類のスズメバチなのかを飛んでいる姿や巣の形状だけで判断するのは困難な場合がほとんどです。
これらのスズメバチを対象とする場合や、そもそもどの種類なのか分からない場合は、専門業者に依頼し、適切な装備と手順で安全に駆除してもらいましょう。
ハチ毒アレルギーがある
ハチ毒アレルギーを持っている方、またはその疑いがある方は、たとえ巣が小さくても自力で駆除に挑戦することは絶対に避けるべきです。
過去に蜂に刺されて強い腫れや息苦しさを感じた経験がある場合は、特に注意が必要です。
ハチ毒に対してアレルギー反応を起こすと、わずか一刺しでもアナフィラキシーショックを引き起こし、命に関わる重大な事態に至ることがあります。
また、過去に刺された事がない場合でも、初回でアナフィラキシーショックを起こすケースもあります。
ハチ毒によるアナフィラキシーショックは15分程度で心肺停止する事もあるため、自身や周囲の安全を最優先に考え、絶対に無理は禁物です。(参考:東京ベイ・浦安市川医療センター)
プロへの依頼するメリット
スズメバチ駆除を安全かつ確実に行うためには、専門の業者へ依頼することが最も安心できる選択肢です。
多少の費用はかかりますが、自力駆除に伴う危険や手間を考えれば、結果的に安全かつ効率的に問題を解決することができます。
ここでは、プロに依頼することで得られる具体的なメリットをご紹介します。
適切な道具・防護装備や幅広い知識と経験がある
専門業者は、スズメバチ駆除専用の強力な殺虫剤や、オオスズメバチにも対応可能な防護服、専用器具などを完備しています。
また、蜂の種類や巣の位置、周囲の環境に応じた最適な駆除方法を熟知しているため、安全かつスムーズに作業を行うことが可能です。
経験豊富なプロであれば、巣を確実に駆除できるため、作業時間も短縮され、周囲への影響も最小限に抑えられます。
再発防止対策やアフターケアもしてもらえる
スズメバチは巣を作りやすい環境であれば駆除してもまた再来してしまう可能性があります。
その点、プロ業者に依頼すると、単に巣を取り除くだけでなく、再発を防ぐための対策やアドバイスも受けることができます。
蜂が巣を作りやすい環境の改善提案や、具体的な予防措置についてのアドバイスなど、総合的なサポートで安心感がさらに高まります。
費用はかかっても結果的に安全で効率的
専門業者への依頼には費用がかかりますが、防護服の準備や殺虫剤、場合によっては高所に上るためのはしごなどの準備や駆除にかかる手間やリスクを考えると、トータルで見れば非常に合理的です。
自力駆除では失敗して怪我をしたり、再度駆除が必要になることも多く、初めからプロに任せた方が結果的に安上がりになるケースも少なくありません。
安全・確実にスズメバチ問題を解決したいのであれば、迷わず専門業者の力を借りることをおすすめします。
スズメバチ駆除は蜂駆除専門クリーンライフへ依頼が安心
スズメバチ駆除は、適切な知識と装備、そして豊富な経験がなければ非常に危険な作業となります。
自力での対応が難しいと感じたら、無理をせず、専門業者に依頼することが安全への最短ルートです。
その点、蜂駆除専門クリーンライフならスズメバチをはじめとする様々な蜂の駆除実績が豊富にあり、巣の大きさや設置場所に応じた最適な駆除方法をご提案しています。
駆除剤が必要な場合も人や環境に優しいものを使用、再発防止対策やアフターサポートにも力を入れているので顧客満足度も高いのが特徴です。
スズメバチ駆除でお困りの際は、ぜひ蜂駆除専門クリーンライフまでお気軽にご相談ください。
スズメバチの殺虫剤に関してよくある質問
- ハチ用殺虫剤ならどれでも効果がありますか?
- いいえ、必ず「スズメバチ対応」と明記された殺虫剤を選びましょう。一般的なハチ用では、スズメバチには効果が薄い場合があり、逆に刺激して危険を高める可能性もあります。
- 置き型タイプはどれくらいで効果が出ますか?
- 置き型タイプは即効性はなく、効果が出るまでに1週間以上かかることが一般的です。急ぎの場合や生活圏に蜂が頻繁に出る場合は、別の方法を検討しましょう。
- 大人しい種類のスズメバチなら自力で駆除は簡単ですか?
- 大人しい種類でも、駆除時には巣を守ろうと攻撃的になることが多いため、油断は禁物です。特に巣が成長している場合や働きバチが増えている時期は、どの種類でもリスクが高まります。巣の大きさや場所によっては、専門業者への依頼を検討するのが安全です。
危険ですので、無理せず
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