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【危険信号】スズメバチの威嚇音とは?カチカチ音から身を守ろう!
蜂の羽音とともに、「カチカチ」「パチパチ」とした不気味な音が聞こえて耳障りではありませんか?
本記事では、スズメバチの威嚇音について詳しく解説していきます。
- 「カチカチ」という音がしたらどうすべき?
- 羽音との違いは?
- もしかして巣が近い?
上記のような疑問に向けて、スズメバチの威嚇音の正体と対処法を詳しく解説します。知らないと命に関わるリスクがあるからこそ、正しい知識を持って安全を守りましょう。
Contents
スズメバチの威嚇音には2種類ある
スズメバチは攻撃性が高いイメージをお持ちの方も多いでしょう。実際に、自分や巣が攻撃されていると感じると、攻撃を加えたとみなされる対象を攻撃します。
攻撃態勢に入る警告や威嚇のサインを見逃さないための、2種類の威嚇音をお伝えします。
- 「カチカチ音」は顎を鳴らす警告音
- 高周波の羽音
それぞれ、詳しく解説していきます。
「カチカチ音」は顎を鳴らす警告音
スズメバチが「カチカチ」という音を発するのは、攻撃の直前に見られる威嚇行動です。大きな顎を素早く開閉させている状態で、爪同士を弾いたような乾いた音が特徴です。
顎をカチカチと鳴らすのは、敵と認識した対象に「これ以上近づくと攻撃する」という警告音。巣や仲間、自身に危険を感じた際に相手を威嚇するサインなので、「カチカチ音」が聞こえたら、スズメバチが今にも攻撃態勢に入る危険な状態と言えるでしょう。
高周波の羽音
同じく威嚇時に、羽音を強めて「ブーン」という音を発するケースもあります。スズメバチが羽を高速で振動させて鳴らす高周波の音で、敵に対して警戒心を示すサインです。
この羽音が聞こえた場合も、スズメバチが自分や巣を守るために警戒している状態。スズメバチが警戒するパターンは、巣を守ろうとする場合が多く、近くにスズメバチの巣が存在する確率が高いでしょう。
スズメバチが威嚇音を出すまでの段階
スズメバチは、最初から警告音を出し続けているわけではなく、段階的な行動を通じて威嚇音を発します。スズメバチが威嚇音を出すまでの4つの段階を解説していきます。
- 巣の外を監視する
- 敵の周囲を飛び回って警戒飛行する
- 顎を鳴らして「カチカチ音」を出す
- 攻撃態勢に入る
順を追って見ていきましょう。
STEP1:巣の外を監視する
スズメバチの巣には、「見張りバチ」と呼ばれる役割の蜂が存在し、巣の出入口や周囲で外敵の接近を常に監視しています。見張りバチは、巣から半径5メートル以内に人間や動物が近づくと、異変を察知して警戒を強めます。この段階では、まだ攻撃行動には至りませんが、スズメバチは周囲の状況を敏感に察知していると言えるでしょう。
STEP2:敵の周囲を飛び回って警戒飛行する
スズメバチが巣に近づいた対象を察知して警戒すると、周囲を飛び回る「警戒飛行」を始めます。目に付いた対象が本当に敵かどうか判断するための行動で、スズメバチが威嚇し始める前の段階。
警戒飛行中のスズメバチは、対象の動きや反応を観察しているので、急な動きや大きな音に敏感に反応します。騒いだり激しく動いたりすると一気に警戒心を強めるので、極力静かにその場を離れるべきです。
STEP3:顎を鳴らして「カチカチ音」を出す
警戒飛行を続けても対象が立ち去らない場合、スズメバチは大顎を素早く開閉させて「カチカチ」という音を発します。カチカチと威嚇音を出し始めると、スズメバチが攻撃を決意した証拠。その後に、一気に攻撃を仕掛けてくるので、非常に危険な状態です。
STEP4:攻撃態勢に入る
警戒飛行や威嚇音を発しても対象が立ち去らない場合、スズメバチは、満を持して攻撃態勢に入ります。対象に向かって急接近し、毒針で刺し始めるでしょう。恐ろしい点として、スズメバチは一度の攻撃で何度も刺せるうえ、仲間を呼び寄せて集団で攻撃する態勢を取ります。
近くに巣があるある以上、あっという間に仲間が増えるはず。大量のスズメバチに囲まれたら命にもかかわるので、必ず前段階での警戒サインを見逃さず、早めに安全な距離を保つ必要があるのです。
スズメバチの威嚇音を聞いたときの正しい対処法
スズメバチの威嚇音が聞こえた時に正しい対処法を取らないと、大きなトラブルになりかねません。覚えておくべき対処法を解説していきます。
- 姿勢を低くして、ゆっくり後退する
- 手で追い払わない
- 帽子やタオルで頭部を守る
上記3点、それぞれ見ていきましょう。
姿勢を低くして、ゆっくり後退する
スズメバチが威嚇音を発している場合、慌てずに姿勢を低くし、ゆっくりとその場を離れてください。
威嚇音を出す段階のスズメバチは、動くものに敏感で、急な動きや大きな音に向かって攻撃する傾向があります。
また、スズメバチは下方向の視界が弱いため、姿勢を低くすると視認されにくくなる点も覚えておきましょう。
決して、走ったり大声を出したりしないようにしてくださいね。
手で追い払わない
スズメバチが近づいてきた際に、手で追い払う行為は逆効果です。思わず手で防御したくなりがちですが、手を振るなどの動作は、スズメバチにとって攻撃と捉えられ、一気に興奮して攻撃に転じるリスクが高まります。
その結果、仲間を呼び寄せるフェロモンを放出して集団で攻撃態勢に入るでしょう。
帽子やタオルで頭部を守る
攻撃態勢に入っているスズメバチは、黒い色に反応しやすい特徴があります。つまり、頭部や目などの黒い部分が狙われやすい箇所と言えるのです。
もし、静かにその場を離れられたら、安全な場所で白や明るい色の帽子を着用して頭部を保護しておきましょう。その場で帽子がなくても、ゆっくりハンカチなどで頭部や顔を覆うと、刺されるリスクを軽減できるはずです。
威嚇音を出しているスズメバチから攻撃されるリスク
スズメバチに攻撃されると、大きなリスクが伴います。
- 何度も刺される
- 毒液による失明の恐れがある
- アナフィラキシーショックの恐れがある
生死にかかわる事態になりかねないので、しっかりチェックしておきましょう。
何度も刺される
一度刺すと針が抜けるミツバチとは異なり、スズメバチは一度刺しても針が抜けず、繰り返し刺し続けられる点が怖いポイント。複数箇所を刺されると、刺された箇所以外にも全身に痛みや腫れが生じます。
さらに、仲間を集める習性もあるので、10匹以上に何度も刺されると腎不全を引き起こしかねません。スズメバチに刺されて集中治療が必要になるケースも報告されています。
毒液による失明の恐れがある
スズメバチは針から毒液を飛ばす場合があります。スズメバチの毒は複数の有害成分を含んでいるので、毒液が目に入ると、目の組織に深刻なダメージを与えます。激しい痛みや炎症を引き起こし、最悪の場合失明に至る恐れもあるのです。
スズメバチによる眼刺傷が原因で失明に至った事例では、角膜に明らかな損傷は見られなかったものの、球結膜に刺傷痕と考えられる出血点があり、内部にも損傷が発生しました。蜂毒が強膜を通じて眼球内部に侵入する、強い作用があると考えられています。
(参考:蜂刺傷による眼障害の1例について)
アナフィラキシーショックの恐れがある
スズメバチの毒には、アレルギー反応を引き起こす成分が含まれている点も無視できません。刺されるとアナフィラキシーショックを発症し、急激な血圧低下や呼吸困難、意識障害などを伴います。すぐに対応しないと命に関わる恐れもあるアレルギー反応です。
なお、過去にスズメハチに刺された経験がある人は、再度刺されると重篤な反応を起こしやすいリスクもあるので、十分に注意が必要と言えます。
(参考:スズメバチ刺傷後に呼吸困難と横紋筋融解を呈した1例 )
威嚇音を出すスズメバチに刺されたらすべき対処法
もし、スズメバチに刺されてしまったら早急な対処が必要です。以下3点について、解説していきます。
- 刺された直後の応急処置方法
- アナフィラキシーショックへの対応策
- 医療機関を受診するタイミング
順番にチェックしていきましょう。
刺された直後の応急処置方法
スズメバチに刺された直後は、まず安全な場所へ速やかに移動し、さらに刺される事態を防ぎましょう。
次に、刺された部位を流水でよく洗い流し、清潔な布で覆います。冷やしておくと腫れや痛みを軽減できます。アレルギー反応を抑える抗ヒスタミン剤があるなら、服用してください。
応急処置したあと、症状が改善しない場合や悪化する場合はもちろん、症状が落ち着いていても念のため医療機関を受診するのをおすすめします。
アナフィラキシーショックへの対応策
スズメバチの毒により、重度のアレルギー反応であるアナフィラキシーショックを引き起こす恐れがあるとお伝えしました。
具体的な症状として、呼吸困難、意識障害、血圧低下などが挙げられます。このような症状が現れたら、直ちに救急車を呼び、医療機関での治療を受けてください。
過去に、蜂に刺されてアレルギー反応を経験したことがある方は、特に早急な対応が必要です。
医療機関を受診するタイミング
スズメバチに刺された後、以下のような症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。
- 刺された部位の腫れが広範囲に及ぶ
- 強い痛みやかゆみが続く
- 発熱や吐き気、めまいが発生している
刺された経験が初めてでアレルギー反応の有無が不明な場合も、のちに発症しないとも限りません。念のため受診するべきと言えるでしょう。
スズメバチの巣を見つけたら
スズメバチの危険性や刺された時の対処法をお伝えしましたが、そもそも威嚇音が聞こえた時点で、身に被害が及ばないように防御するのが大前提です。もし、スズメバチの巣を見つけたら、以下3点を実施してください。
- すぐにその場を離れる
- 巣の状況を離れた場所から確認
- 蜂駆除業者に連絡する
それぞれ、解説していきます。
すぐにその場を離れる
スズメバチの巣を見つけたら、まずは静かにその場を離れてください。攻撃性の強いスズメバチは、巣に近づくものを敵と見なす習性があるので、慌てて大声を出したり追い払おうとしたりすると、スズメバチを刺激して逆効果になります。
巣の状況を離れた場所から確認
安全な距離を確保した後、巣の位置や大きさ、ハチの活動状況を遠くから観察してみてください。スマートフォンのズーム機能を活用して写真を撮影すると、状況を把握しやすいでしょう。
巣の形状や色、設置場所などの情報を記録しておけば、駆除業者に相談する際に役立ちます。ただし、あくまでも安全な範囲に身を置くのが先決。近寄らないと詳細がわからないようなら、無理せずすぐに蜂駆除業者に連絡してください。
蜂駆除業者に連絡する
落ち着いたら、速やかに蜂駆除業者に連絡してください。もし、巣の場所や大きさなどの状況を把握できているようなら、事前に伝えておくとスムーズです。
自治体によっては、駆除費用の一部を補助する制度を設けている場合もあるので、業者に確認してみると良いでしょう。
スズメバチの安全駆除なら『ハチ駆除専門クリーンライフ』にご相談ください。
威嚇音を出すスズメバチに刺されないための予防策
最後に、スズメバチに遭遇しても刺されにくい予防策をお伝えします。
- 黒色や暗い色の服は避ける
- 香水など強い香りのものは避ける
もし、スズメバチの威嚇音が聞こえる、業者が駆除するまでに時間が空く、などの場合には、上記2点を考慮しながら行動してください。
黒色や暗い色の服は避ける
スズメバチは、天敵である熊の毛色に似ている黒色や濃い色に対して、攻撃性を示す傾向にあります。そのため、外出時は、白や明るい色の服を選ぶと安心です。
目に付きやすい髪の毛や目を帽子やサングラスで覆うのも有効な予防策です。夏から秋にかけてはスズメバチの活動自体が活発になるため、服装選びには十分注意しましょう。
香水など強い香りのものは避ける
スズメバチは嗅覚が鋭く、香水や整髪料、柔軟剤などの人工的な強い香りに反応します。特に、香水の甘い香りは、スズメバチを刺激する要因となるので、強い香りは避けましょう。活動期の春夏は、汗のニオイにも注意が必要。こまめに汗を拭いて、余計な刺激を与えないようにするのが得策です。
威嚇音を出すスズメバチは蜂駆除専門クリーンライフで撃退!
スズメバチと威嚇音について、詳しく解説しました。
もし、近くで威嚇音が聞こえたら、スズメバチの巣ができている恐れがあります。威嚇するスズメバチや巣には近づかず、速やかに専門業者へ連絡しましょう。
『蜂駆除専門クリーンライフ』は、スズメバチをはじめとする様々な蜂の駆除実績が豊富。状況に応じた駆除対策を提案しますので、蜂駆除専門クリーンライフまでお気軽にご相談ください。
スズメバチの威嚇音に関するよくある質問
- スズメバチの「カチカチ音」は何のサインですか?
- スズメバチが「カチカチ」と顎を鳴らす音は、威嚇のサインです。「これ以上近づくな」という警告で、巣に近づいた際や刺激を与えた際に聞こえるはず。
威嚇音を聞いたら、静かにその場を離れましょう。
- スズメバチの威嚇音が聞こえたら、そばに巣があるのでしょうか?
- スズメバチは、巣に対する防衛本能が強いため、巣のそばに来る敵に威嚇し始めます。威嚇音が近くで聞こえたなら、高い確率で巣があると考えられるでしょう。
- スズメバチに刺された場合の応急処置法を教えてください。
- スズメバチに刺されたら、まず安全な場所へ移動しましょう。すぐに患部を流水で洗い流し、冷やして腫れを抑えてください。
全身のかゆみや息苦しさなどの症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診すべきです。
- スズメバチはどんな色に反応しやすいですか?
- スズメバチは、黒や濃い色に対して攻撃的になる傾向があります。威嚇音が聞こえるなど、スズメバチの気配がする際には、白や明るい色の服を着用し、肌の露出を避けましょう。
- スズメバチの巣は自分で駆除できますか?
- スズメバチの巣の駆除は非常に危険なので、専門の駆除業者に依頼するのをおすすめします。自分で対処しようとすると、刺されるリスクが高まり、重大なトラブルになりかねません。
危険ですので、無理せず
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