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スズメバチの女王蜂って何が違う?特徴や生態・他の蜂との違いも解説!
スズメバチの群れには必ず女王蜂がいます。しかし、女王蜂と聞いても見分けられない方も多いのではないでしょうか。
本記事を読めば、下記事項を解決できます。
- 女王蜂の見分け方を知りたい
- 働き蜂や雄蜂の違いを知りたい
- 女王蜂の役割を知りたい
- 正しい駆除方法を知りたい
本記事では女王蜂の特徴や生態について解説します。また、自力で退治する手順や、注意点についても解説しているので、あわせて参考にしてください。
Contents
女王蜂の特徴・生態
スズメバチの女王蜂は、見た目や行動だけでなく、その生涯における役割までもが他の蜂と異なります。主な特徴・生態は以下の通りです。
- 他のスズメバチより大きい
- 1つの巣に1匹しかいない
- 春先に1匹で巣を作る
- 秋口に新たな女王蜂を育て始める
女王蜂は、巣の誕生から拡大、次世代の女王蜂の育成にいたるまで、リーダーとして巣を守っています。ここでは、スズメバチの女王蜂が持つ特徴や、その特異な生態について解説します。
他のスズメバチより大きい
スズメバチの女王蜂は、見た目でもすぐ分かるほど他の蜂より明らかに体が大きく、威圧感のある姿をしています。これは、女王蜂が巣を維持し続ける体力や、数多くの卵を産む役割を担っているためです。
通常の働き蜂の体長が2〜3cmほどであるのに対し、女王蜂は3〜4cmに達することもあります。春先のまだ巣が小さい時期には、女王蜂しか存在しないため、飛んでいる姿や巣の周辺にいる蜂が大きく見える場合、女王蜂である可能性が高いでしょう。
1つの巣に1匹しかいない
スズメバチの巣には、基本的に女王蜂は1匹しか存在しません。これは、女王蜂が巣の中で唯一の産卵役として絶対的な地位にあるためです。
働き蜂や雄蜂はすべて女王蜂が産んだ子であり、その血縁によって巣の秩序が保たれています。仮に、複数の女王蜂が同じ巣に存在してしまうと、産卵の主導権を巡る争いが起こる可能性があります。
実際には、他の女王候補が現れても、既存の女王蜂は攻撃して排除するか、相手が自ら離れていくことがほとんどです。こうした仕組みにより、巣の中では1匹の女王蜂だけが繁殖をおこなう体制が守られているのです。
春先に1匹で巣を作る
スズメバチの女王蜂は冬を越し、春先にたった1匹で巣作りを始めます。前の年の秋に交尾を済ませ、受精卵を抱えたまま越冬し、暖かくなると活動を再開して巣の場所を探します。
巣の候補地は、軒下や屋根裏、木の根元、倒木の隙間など、雨風をしのげる静かな場所です。女王蜂はそこで唾液と木の繊維を混ぜ、紙状の素材を作って巣を形成します。
最初は小さな一室に数個の卵を産み、餌探しや育児、巣の建設をすべて1匹でこなします。働き蜂が孵化・成長するまでの数週間は過酷ですが、女王蜂は休むことなく巣の土台を築きます。
このように、春先の女王蜂は孤独ながら力強く、スズメバチ社会の基盤を自ら作り上げていくのです。
秋口に新たな女王蜂を育て始める
スズメバチの巣は夏から秋にかけて最も活動が活発になり、働き蜂の数も最大になります。このタイミングで、現在の女王蜂は次世代の女王蜂の育成を始めます。
これまでの卵はすべて働き蜂や雄蜂として育てられてきましたが、巣が安定し、十分な規模になった段階で、特別な条件下におかれた卵から女王候補を誕生させるようになるのです。
新たな女王蜂は、栄養価の高い餌を与えられるため、他の蜂よりも大きく成長するのが特徴です。
そして羽化した後は、同じ巣で長くとどまることはなく、交尾をおこなったあと冬眠の準備を始めます。彼女たちはすでに次の年に独立した巣を作る運命にあるため、巣から離れてそれぞれの生涯を歩み始めるのです。
また、この時期になると元の女王蜂は老化が進み、巣の終わりも近づいてきます。多くの場合、冬になると巣は役目を終え、働き蜂や雄蜂たちはその命を終えます。
しかし、育てられた女王蜂たちは新たな命の循環として、次の春にまた別の場所で巣を作り始めるのです。
働き蜂との違い3つ
スズメバチの女王蜂は、同じ巣で暮らす働き蜂と外見も役割も大きく異なります。主な違いは以下の3つです。
- 働き蜂は小さくて細い
- 女王蜂より寿命が短い
- 女王蜂しか産卵しない
見た目の大きさだけでなく、寿命や生殖能力など、決定的な違いがいくつか存在します。ここでは代表的な3つの違いに着目して解説します。
働き蜂は小さくて細い
スズメバチの女王蜂は、働き蜂に比べて体長が一回り以上大きく、全体的にふっくらとした体型をしているのが特徴です。羽化したばかりの春先には、腹部に栄養を蓄えているため特に太く見えます。
一方、働き蜂は女王蜂の産んだ卵から育ち、体は小さく細身です。これは動きやすさを重視していると言われています。
攻撃や採餌といった外作業をおこなうために、機動力重視の構造になっているのです。
女王蜂より寿命が短い
女王蜂と働き蜂では寿命にも大きな差があります。女王蜂は冬越しをおこなうため、おおよそ1年ほど生き続けますが、働き蜂はわずか数ヶ月程しか生きられません。
春から夏にかけて孵化した働き蜂は、外での作業や巣の防衛をおこない、秋には命を終えます。この短い寿命は、女王蜂を守るために働き蜂が役割をまっとうしているためです。
女王蜂しか産卵しない
スズメバチの働き蜂はすべてメスでありながら、産卵能力を持っていません。巣内で産卵をおこなうのは、たった一匹の女王蜂のみです。
働き蜂は女王蜂が産んだ卵を育てる役割を担い、食料の調達や巣の維持を支えます。ごくまれに、女王蜂が死んだ後に働き蜂が産卵する場合もありますが、オスしか生まれず、巣はやがて衰退してしまいます。
雄蜂との違い3つ
スズメバチの女王蜂と雄蜂は、目的も構造もまったく異なる存在です。主な違いは以下の3つです。
- 毒針がない
- 労働をしない
- 女王蜂と交尾したら死んでしまう
同じスズメバチの仲間ではありますが、生まれた意味も巣での扱われ方もまるで違います。ここでは、雄蜂との代表的な3つの違いについて解説します。
毒針がない
雄蜂は毒針を持っておらず、人間を刺すことがありません。これは、毒針がメスの産卵管から進化した器官であるためです。
女王蜂や働き蜂にはこの毒針がありますが、オスにはそもそも産卵管がないため、攻撃能力も持ち合わせていません。そのため、雄蜂は外敵への威嚇や巣の防衛ができず、戦う場面には登場しないのです。
労働をしない
雄蜂は、働き蜂のように巣作りや食料の調達、幼虫の世話などは一切しません。春から夏にかけての繁殖期に向けて、女王蜂が産んだ卵の中から一定数だけが雄蜂として育ちますが、彼らの唯一の役割は交尾です。
そのため、巣の中でじっとしている時間が多く、巣の外には滅多に出てきません。
女王蜂と交尾したら死んでしまう
雄蜂の最大の役割は、新たな女王蜂と空中で交尾することですが、交尾後すぐに命を落とします。交尾の際、雄蜂の生殖器官は女王蜂の体内に取り残される構造となっており、その損傷によって死に至るのです。
この命がけの行動は、次世代の繁栄のために本能的に組み込まれているものです。雄蜂はその役割を果たすと巣には戻らず、一生を終えてしまいます。
女王蜂が決まる仕組み
女王蜂が選ばれる仕組みは大きく分けて下記の3つです。
- 働き蜂と同じように卵から産まれる
- 卵が過ごす育房の広さで女王蜂候補が決まる
- 女王蜂候補は巣から出ない
ここでは、女王蜂がどのようにして選ばれるか、その仕組みについて解説します。
働き蜂と同じように卵から産まれる
スズメバチの女王蜂は、特別な存在でありながらも、最初は他の蜂と同じように女王蜂が産んだ受精卵から産まれます。卵の段階では、将来どのような蜂になるかはまだ決まっておらず、与えられるエサや育てられる環境によって、その後の運命が分かれていきます。
つまり、女王蜂になるか働き蜂になるかは、生まれた後の育ち方に左右されるのです。
卵が過ごす育房の広さで女王蜂候補が決まる
卵が育つ育房、つまり蜂の幼虫が育てられる部屋の広さが、将来の役割を大きく左右します。女王蜂候補として選ばれた卵は、通常の働き蜂よりも広い育房に隔離され、特別なエサを与えられながら育てられます。
この育成環境こそが、身体の大きさや産卵能力といった、女王蜂にふさわしい特徴を引き出す決め手となるのです。
女王蜂候補は巣から出ない
女王蜂候補として育てられた個体は、巣の中で徹底的に保護されながら成長していきます。成虫になっても、働き蜂のように外でエサを探すことはなく、ひたすら巣の内部で過ごします。
最終的に、既存の女王蜂が死ぬか、もしくは繁殖の時期が来ると、新たな女王蜂として単独で巣立ちを迎えるのです。
女王蜂のライフサイクル
女王蜂は、限られた期間の中で巣を築き、仲間を増やして次世代へ命をつなぐ役割を担っています。その一生は季節ごとに異なる行動によって区切られており、年を通じて特有のサイクルを描いています。
女王蜂の主なライフサイクルは以下の通りです。
- 春先に巣作り・産卵を開始する
- 初夏になると働き蜂と共に巣を巨大化させる
- 夏は巣に篭り産卵に専念する
- 秋頃に女王蜂候補を産卵する
- 女王蜂候補が育つと働き蜂と共に死滅する
ここでは、春から冬にかけて女王蜂がどのように行動し、何を目的に動いているのかを季節ごとに解説します。
春先に巣作り・産卵を開始する
冬眠から目覚めた女王蜂は、まず新たな巣を作る場所を探して飛び立ちます。倒木の隙間や屋根裏などの静かな場所を見つけると、巣作りを始め、拠点を作り始めるのです。
最初は自らの力だけで巣を広げ、卵を産み始めます。この段階ではすべての作業を1匹でこなし、巣の基盤を作り上げていくのです。
初夏になると働き蜂と共に巣を巨大化させる
最初に産んだ卵から働き蜂が羽化し始めると、女王蜂はようやく巣作りやエサ集めの負担から解放されます。これ以降は働き蜂が外に出て活動し、巣の拡大が一気に進んでいくため注意が必要です。
女王蜂は巣の中心で次々と卵を産み、勢力を増すことで巣全体の防衛力や生産力が飛躍的に高まっていくため、警戒が必要な季節に差し掛かっていきます。
夏は巣に篭り産卵に専念する
夏の間、女王蜂は巣の内部でひたすら産卵をします。巣はこの時期に最大規模へと成長し、働き蜂の数も数百匹以上と飛躍的に増加するのです。
女王蜂が産卵に集中できるのは、周囲を働き蜂たちが守ってくれているためです。この協力体制の中で、巣はさらに強固で複雑な構造へと進化していきます。
秋頃に女王蜂候補を産卵する
夏のピークを過ぎた秋頃になると、女王蜂は次の世代を担う女王蜂候補や雄蜂を産み始めます。これまでのような働き蜂ではなく、繁殖を担うための個体を意図的に育てる段階です。
これは巣の最終段階であり、翌年以降の繁殖に向けた重要なステップにあたります。
女王蜂候補が育つと働き蜂と共に死滅する
新たな女王蜂候補が巣から旅立つと、既存の女王蜂とその働き蜂たちの役目は終了です。冬が近づくとともに巣の活動は急速に衰え、やがて全ての個体が死滅していきます。
こうして1年のサイクルは完結し、翌春には新たな女王蜂が再び巣作りを始めるのです。
女王蜂が巣を作る場所
1匹で巣作りを始める女王蜂ですが、どこにでも巣を作る訳ではありません。巣作りする場所の特徴は以下の通りです。
- 人目につきにくい所
- 他の動物の巣穴
- 都市部・住宅地
ここからは、女王蜂が巣を作る場所の特徴や好む理由について解説します。近年では山間部以外でも巣が目撃されているため、以下のような場所に十分注意してください。
人目につきにくい所
スズメバチの女王蜂は、外敵や人間の目から隠れやすい場所を選ぶのが特徴です。例えば、屋根裏や木の根元、物置の隙間などが好まれます。
このような場所を好む理由は、静かで振動も少なく、外敵が入りにくいためです。また、直射日光や強風を避けられる位置に巣を作ることで、巣の安定性や気温管理がしやすくなります。
こうした環境では、働き蜂の誕生や巣の拡大がスムーズに進むため、女王蜂が最初に選ぶ場所として理にかなっているのです。
他の動物の巣穴
女王蜂が他の動物が使わなくなった巣穴を再利用して営巣するケースも珍しくありません。例えば、モグラやネズミなどの古い巣穴、小型哺乳類の放棄された巣などは、湿度や温度が一定に保たれやすいため、スズメバチにとって理想的な初期営巣地です。
このような場所は地中にあることが多いため、外敵からの攻撃を受けにくい他、冬眠から目覚めた直後の女王蜂にも見つけやすいメリットもあります。
都市部・住宅地
自然環境が減少した影響で、女王蜂は都市部にも営巣するようになりました。そのため、私たちの生活圏で姿を見せる機会が増えています。
例えば、マンションのベランダや換気口、ビルの看板裏など、人工物の隙間を巣作りの場として好む傾向があります。特に、春先は単独で活動する女王蜂が静かな場所を探して建物内に入り込むため、気づかぬうちに巣が完成していることもあるのです。
このような都市部にできた巣は、住民とのトラブルにつながることも多いため、早期発見と対応が重要です。
スズメバチが作る巣の特徴
スズメバチが作る巣の特徴は以下の3つです。
- 初期はフラスコ型・大きくなると球体型になる
- 色は白と茶色のマーブル模様
- 巨大化すると1mを超えるサイズになる
上記3つの特徴を覚えておけば、巣を見分ける際にも役立つため、これから解説する内容をしっかり覚えておきましょう。
初期はフラスコ型・大きくなると球体型になる
作り始めの段階ではフラスコを逆さまにしたような形をしています。働き蜂が増え、巣の建設が本格化すると、その形は急速に球体へと変化していきます。
球体型の構造になる理由は、内部の育房(幼虫の部屋)を効率的に配置できるためです。つまり、群れ全体の成長にとって理想的な形状なのです。
色は白と茶色のマーブル模様
スズメバチの巣の外壁は、白と茶色が重なり合ったマーブル模様になっています。なぜこのような模様になるかというと、木の皮や繊維を噛み砕いて唾液と混ぜた素材を層状に重ねて作られるためです。
このマーブル模様は、外敵へのカモフラージュ効果があると言われています。また、木造建築の天井裏などでは背景と色が馴染みやすく、発見が遅れやすいため注意が必要です。
巨大化すると1mを超えるサイズになる
スズメバチの巣は、働き蜂の数に応じて急激に拡大し、大きいものでは1メートルを超えるケースもあります。特に、キイロスズメバチやコガタスズメバチなどは、秋口になると数百匹単位の蜂が巣内で活動します。
それに応じて巣の外壁もどんどん増築し、巨大化していくのです。最終的には直径1メートル、長さも同程度の巨大な球体となり、重さも10kgを超えることがあります。
こうした大規模な巣は、家屋の構造にダメージを与えることもあるため、早めに退治しましょう
スズメバチの巣を自力で退治する手順
では、スズメバチを自力で退治するにはどうしたら良いのでしょうか。具体的な手順は以下の通りです。
- 退治に必要なものを用意する
- 巣に殺虫剤を連続噴射する
- 巣をゴミ袋に入れて口を閉じる
- 巣をゴミ袋に入れて口を閉じる
ここでは、詳しい退治手順について解説します。
巣を見つけても予備知識がない状態で退治するのは非常に危険です。正しい手順を覚えてから退治してください。
退治に必要なものを用意する
まずはスズメバチの巣を安全に退治するための準備を整えましょう。用意する物は、殺虫スプレー、防護服、懐中電灯、大きめのゴミ袋などです。
防護服がない場合は、白や明るい色の厚手の服でできるだけ全身を覆うようにしてください。
巣に殺虫剤を連続噴射する
準備が整ったら、殺虫スプレーをスズメバチの巣に向けて連続して噴射します。この時、焦って短時間しか噴射しないと蜂が反撃してくる可能性があります。
一度目の噴射で仕留め切れなかった場合は、蜂が出てくる口を狙って断続的に噴射を続け、巣の中の個体が完全に動かなくなるまで根気よく噴射し続けましょう。
巣をゴミ袋に入れて口を閉じる
殺虫剤の効果でスズメバチが動かなくなったのを確認したら、巣を取り除く作業に移ります。柄の長い道具やトングなどを使って巣を慎重に外し、大きめのゴミ袋にすばやく入れてください。
この時も蜂が残っていないか目視でしっかり確認し、万が一を考えて防護服は着たまま作業を続けます。ゴミ袋の口はしっかりと結び、中の空気を逃がさないように密閉しておくことで、巣の中に生き残りがいた場合の脱走を防げます。
巣があった場所にも殺虫スプレーを噴射する
最後に、巣を取り除いた場所へも念のため殺虫スプレーを噴射します。これは巣に戻ってきたスズメバチがその場に留まるのを防ぐためです。
また、女王蜂が外出中だった場合に備え、数日間は巣があった場所を定期的にチェックするのも大切です。もし、退治後も蜂の姿を見かけた場合、市販のスプレーで対応せず、速やかに専門の駆除業者へ相談しましょう。
詳しい退治手順やおすすめの駆除方法を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
スズメバチを駆除したい時はどうしたら良い?自力での退治方法とおすすめ駆除方法を紹介!
スズメバチを退治する時のコツ
スズメバチをスムーズに退治するにはいくつかのコツがあります。
- 活動が少ない夜間に退治する
- 完全にいなくなるまで殺虫スプレーを噴射する
- 動きが止まったことを確認してから巣を切り離す
これらのコツを押さえると効率性と安全性を高める効果が期待できます。ぜひ覚えておきましょう。
活動が少ない夜間に退治する
スズメバチの退治は、活動が鈍る夜間〜早朝におこなうのがおすすめです。日中のスズメバチは警戒心が強く、巣に近づいただけで攻撃してくることがあります。
夜間〜早朝の時間帯は、巣の中で静かに過ごしているため反応が鈍くなります。退治の際は懐中電灯を使用し、足元や視界の安全を確保しましょう。
完全にいなくなるまで殺虫スプレーを噴射する
スズメバチを退治する際、殺虫スプレーを巣の入り口にしっかりと噴射し続けてください。なぜなら、少量の噴射では一部の蜂が生き残り、逆に攻撃性を高めてしまう危険性があるためです。
安全な距離を保ちつつ、できる限りスプレーを使用してスズメバチの動きが止まるまで続けることが退治成功のポイントです。
動きが止まったことを確認してから巣を切り離す
スズメバチの巣を撤去する際は、蜂の動きが完全に止まったことを確認してください。なぜなら、見た目には静かでも、内部に生き残った蜂が潜んでいる可能性があるためです。
殺虫後、最低でも数分は待機して様子を見てから慎重に巣を切り離しましょう。
スズメバチを退治する時の注意点
スズメバチを退治する時の注意点は以下の5つです。
- スズメバチを刺激しない
- 刺されたら早急に医療機関を受診する
- 黒い服を着ない
- 香りの強い物を纏わない
- 見つけたら早めに退治する
ここでは、上記5つの注意点について詳しく解説します。これからスズメバチを退治しようと考えている方はぜひ参考にしてください。
スズメバチを刺激しない
スズメバチはわずかな音や振動、急な動きに非常に敏感なため、むやみに巣に近づくのは危険です。退治をおこなう際も、慎重に進めてください。
特に昼間は蜂の警戒心が高いため、不用意に巣を覗き込むなどの行為は命の危険を伴います。
刺されたら早急に医療機関を受診する
スズメバチに刺された場合、少しでも異常を感じたらすぐに医療機関を受診してください。刺されるとアナフィラキシーショックのリスクがあるため、過去に刺されたことがある人や、息苦しさ・めまいなどの症状が出た場合は、救急車を呼びましょう。
救急車が来るまでは、現場から離れて刺された部位を冷やし、安静にして様子を見てください。
黒い服を着ない
スズメバチは黒いものを敵と認識しやすいため、退治の際には黒系の服装を避けましょう。蜂の視覚は特定の色に敏感で、黒い帽子や髪の毛、衣服に対して攻撃を仕掛ける傾向があります。
明るい色の服を着用し、帽子などで頭部を保護するとスズメバチを刺激するリスクを抑えられます。
香りの強い物を纏わない
香水や整髪料などの香りの強いアイテムは、スズメバチを引き寄せてしまう可能性があります。なぜなら、スズメバチはフローラル系や甘い香りに誘引される性質があるためです。
退治をおこなう際は無香料のスキンケア用品を使用し、香りのあるものを身につけないようにしてください。
見つけたら早めに退治する
スズメバチの巣は、早期発見・早期対処が重要です。小さいうちの巣であれば蜂の数も少なく、退治のリスクも低く済みます。
反対に放置すればするほど巣は巨大化し、駆除の危険性も増していきます。家の軒下や庭先で蜂の出入りを見かけたら、早い段階での対応を心がけましょう。
スズメバチの巣を自力で退治するのが危険な理由5つ
スズメバチの巣を自力で退治するのは非常に危険です。その理由は以下の5つです。
- 女王蜂が生き残っている可能性がある
- 手の届かない所に巣を作る可能性がある
- 巣を見つけられない可能性がある
- 刺された場合死に至る危険性がある
- 手順を間違えるとスズメバチを刺激してしまう
ここでは、自力での退治が危険な理由を解説します。これらのリスクを避けるためにも、蜂駆除専門業者への依頼を検討してください。
女王蜂が生き残っている可能性がある
自力で駆除しても女王蜂が生き残っていれば、スズメバチは再び巣を作ります。そのため、見た目で駆除できたように見えても根本的な解決には至っていない可能性があるのです。
手の届かない所に巣を作る可能性がある
スズメバチは高所や屋根裏など、人の手が届きにくい場所にも巣を作ります。自分で退治しようとしても、道具が届かないため作業は困難です。
無理に手を伸ばして作業をおこなうと、巣を刺激して逆に攻撃されるリスクもあるため、注意が必要です。
巣を見つけられない可能性がある
スズメバチの巣は木の陰や壁の隙間、天井裏など目立たない場所にあります。蜂を見かけても、巣の場所が特定できなければ根本的な退治は不可能です。
巣を探し出そうとして家屋に入り込んだりすれば、逆に巣を刺激してしまう危険性もあります。巣を見つけ出すには専門的な知識が必要なため、自力での退治は難航するでしょう。
刺された場合死に至る危険性がある
スズメバチに刺されると、強い痛みだけでなくアナフィラキシーショックを引き起こすおそれがあります。たった一度の刺傷でも命に関わるため、不用意な接近や攻撃は非常に危険です。
手順を間違えるとスズメバチを刺激してしまう
スズメバチは巣を攻撃されたと感じると、集団で反撃してきます。殺虫剤を噴射する順番や時間帯を誤れば、かえって蜂たちを刺激してしまい逆効果になってしまうのです。
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スズメバチの女王蜂についてよくある質問
- 女王蜂を見分けるポイントは?
- 女王蜂は体がひとまわり大きいのが特徴です。また、春先は単独で行動していることが多いため、見かけたら巣作りをしている可能性が高いでしょう。
- スズメバチの巣の特徴は?
- スズメバチの巣はマーブル模様の球形で、木や軒下など人目に付きにくい場所に作られます。
- スズメバチの巣を退治する際の注意点は?
- 防護服なしでの接近は非常に危険です。しっかり肌を守り、スズメバチがおとなしくなる日没後に退治しましょう。
- 女王蜂が飛んでいるのを見つけたらどうしたらいい?
- 女王蜂は巣作りの準備中のため、刺激せずに距離をとりましょう。巣が大きくなる前に専門業者へ相談すると安心です。
- スズメバチの巣を自力で退治するのは危険?
- 非常に危険です。集団で襲ってくる可能性があるため、必ず蜂駆除の専門業者に依頼しましょう。
危険ですので、無理せず
まずはプロに相談を!
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