スズメバチの行動範囲は広い？警戒ゾーンに踏み入れた時の注意点について解説！

スズメバチは攻撃性が高く、夏から秋にかけて活発になる昆虫で、一定の行動範囲の中で生活しています。もし、スズメバチの行動範囲が分からないままでいると、危険な範囲に足を踏み入れてしまうかもしれません。

本記事ではスズメバチの行動範囲と、警戒範囲に踏み入れた際に見られる特徴的な行動について解説します。さらに、遭遇した場合の注意点についても詳しく解説しているため、あわせて参考にしてください。

スズメバチの行動範囲は1〜2km

スズメバチは巣を中心として、半径1〜2kmの範囲を活発に飛び回ります。飛び回る理由はエサを探すためです。そのため、近くにエサがないと10km以上飛び回ることもあります。

ですから、スズメバチの巣が近くなくても、思わぬところでスズメバチに遭遇する可能性があります。特に夏から秋にかけては、スズメバチが攻撃的になりやすい季節であるため注意が必要です。

行動範囲以外に注意すべき2つのポイント

スズメバチの行動範囲は1〜2kmと広いですが、直接的に危険を及ぼすポイントが存在します。そのポイントは以下の2つです。

• 警戒範囲
• 追跡距離

これらは行動範囲以上に危険なゾーンであるため、知らずに入り込むと刺されるリスクが一気に高まります。スズメバチとのトラブルを避けるためには、この2つのポイントを正しく理解しておくことが大切です。ここでは、警戒範囲と追跡距離について詳しく解説します。

警戒範囲

警戒範囲とは、スズメバチが威嚇行動を示す範囲のことです。警戒範囲は、巣を中心におよそ数メートルから10メートル展開されているといわれています。この範囲に人間や動物が入った場合、スズメバチは強い警戒心を示し、巣を守るためにすぐに威嚇行動をおこないます。

スズメバチにとって警戒範囲は命を守る防衛エリアです。そのため、警戒範囲に入るだけで敵と認識されるため注意が必要です。

スズメバチは木の枝や軒下、土の中など、人間の生活圏と近い場所にも巣を作るため、自然の中を歩く際は警戒範囲にうっかり入らないようにしましょう。

追跡距離

追跡距離とは、巣に刺激を与えた敵を追いかける距離のことです。一般的に攻撃性の強い蜂ほど長くなる傾向にあります。

スズメバチは警戒範囲に入った敵が立ち去らない場合や刺激してきた場合、激しい攻撃行動に出ることがあります。一度攻撃を開始したスズメバチは、執拗に敵を追いかける習性を持っている上、その速度は時速30～40kmほどといわれており、人間が逃げ切るのは困難です。

とはいえ、スズメバチに追われた場合、途中で立ち止まることは非常に危険です。ですから、決して立ち止まらず安全な場所まで逃げてください。

警戒範囲に入った際のスズメバチの行動は2つ

スズメバチの警戒範囲にうっかり入ってしまった場合、スズメバチが起こす行動は以下の2つです。

• 威嚇行動
• 攻撃

スズメバチはいきなり攻撃することはないものの、刺激し続けると敵として認識し、一気に攻撃を仕掛けてきます。ここでは、警戒範囲で起こすスズメバチの行動について解説します。

威嚇行動をする

スズメバチは警戒範囲に入った相手に対して、いきなり攻撃をしかけることは滅多にありません。警戒範囲に敵が侵入すると「威嚇行動」をおこないます。

威嚇行動の代表的な特徴として、相手の周囲を大きく飛び回り、明らかに通常の飛行パターンとは違う動きを見せます。さらに、スズメバチはあごを「カチカチ」と鳴らし、不快な警告音を発するのも代表的な威嚇行動の1つです。

この威嚇行動は「今すぐ立ち去れ」という明確なメッセージであるため、この段階で静かにその場から離れれば、スズメバチもそれ以上は深追いしてこないでしょう。

攻撃する

スズメバチは威嚇行動をしても敵が立ち去らない場合、いよいよ攻撃を開始します。スズメバチの攻撃は非常に素早く、毒針で刺されると激しい痛みが走ります。

単独攻撃だけではなく、複数のスズメバチが同時に攻撃してくるケースもあるため、一度刺されるだけでは済まない可能性があることも覚えておきましょう。スズメバチの毒には強いアレルギー反応を引き起こす成分が含まれており、刺された人の中にはアナフィラキシーショックを発症する場合もあります。

もし、スズメバチに刺されたら、速やかに安全な場所へ移動し、症状が軽くても必ず医師の診察を受けましょう。

巣がある可能性の高い場所4選

スズメバチの巣は、私たちが普段気付きにくい場所に作られることが多いため、知らずに接近してしまうケースが少なくありません。代表的な巣営場所は以下の4つです。

• 住宅の軒下や床下
• 庭木や垣根の奥
• 倉庫やガレージ
• 地中や壁のすき間

スズメバチの被害を防ぐためには、どのような場所に巣が作られやすいのかを知っておくことが大切です。ここでは、スズメバチが巣を作ることが多い代表的な4つの場所について詳しく解説します。

住宅の軒下や床下

スズメバチは、人の住む住宅の軒下や床下といった構造の隙間を好んで巣作りをおこないます。こうした場所は直射日光があたりにくい上、雨や風を防げるため、スズメバチにとって非常に居心地の良い環境なのです。

巣を作るのは一軒家だけではありません。集合住宅にも巣を作る可能性があるため注意が必要です。集合住宅ではベランダの天井付近や共有スペースの軒下にも巣が作られることがあるため、不特定多数の人が被害に遭う危険性も高くなります。

庭木や垣根の奥

スズメバチは庭木や垣根の奥にも巣を作ります。特に茂みが密集している場合、巣の存在を目で確認することが難しいため、気付かないまま接近してしまうことも少なくありません。

庭木や垣根は、スズメバチにとって外敵から身を隠しやすい場所です。つまり、巣を安全に維持できる理想的な場所なのです。

ですから、庭や垣根の手入れをする際は、事前に周囲を確認し、スズメバチが飛び回っていないかを注意深く観察しましょう。

倉庫やガレージ

スズメバチは、人の気配が少なく静かな倉庫やガレージを好んで巣営する傾向があります。こうした場所は屋根付きで雨風を防げるため、スズメバチにとっては安全で快適な環境です。

特に長期間使われていない倉庫や、車の出入りが少ないガレージでは、スズメバチが巣営しやすいと言われています。そのため、物置の隅や天井付近にいつの間にか巣ができているケースも珍しくありません。

久しぶりに倉庫を開ける際や、ガレージで作業をおこなう際は、スズメバチが巣を作っていないか、周囲をしっかりと確認しましょう。

地中や壁のすき間

スズメバチは木の枝や建物だけでなく、地中や壁のすき間といった、目視しにくい場所にも巣を作ります。地中に作られる巣は特に見つけにくいため、公園や庭の土の中に突然現れることも珍しくありません。

気付かずに踏み込んでしまうと、スズメバチが一斉に飛び出し、激しく攻撃してくる可能性があります。また、外壁やブロック塀の小さな隙間も巣作りに利用されやすい場所です。

このように、人間には手が届きにくい場所でも、スズメバチにとっては格好のすみかとなるのです。ですから、普段見ない場所にも細心の注意を払い、巣が作られていないか定期的に確認しましょう。

スズメバチに巣を作らせないための対策2選

スズメバチは一度巣を作ると、そこを拠点に長期間活動を続けます。そのため、巣を作られる前に、予防策を講じておきましょう。

主な対策法は以下の2つです。

• 忌避剤を散布する
• 木酢液を散布する

スズメバチが好む場所を定期的にチェックし、寄り付かせない環境をつくることが大切です。ここでは、代表的な2つの対策について詳しく解説します。

忌避剤を散布する

市販の忌避剤をスプレーする方法は、スズメバチ対策として広く利用されています。忌避剤にはスズメバチが嫌う成分が含まれているため、前もって住宅の軒下やガレージ、庭木の周辺に定期的に散布することで、スズメバチが巣を作りにくい環境を整えられます。

忌避剤はスズメバチが頻繁に飛来するシーズン前に予防として使い始めるのがおすすめです。また、その後も継続的に散布することで効果の維持に役立ちます。

木酢液を散布する

木酢液とは、木炭を作った際に生じる水蒸気を冷やして回収した液体のことです。自然由来の忌避効果を持っているため、スズメバチ対策として効果が期待できます。

木酢液の独特な煙臭さはスズメバチが嫌うニオイのため、住宅の軒下や庭木、物置などにスプレーすることで、スズメバチの飛来を防ぐ効果が期待できます。

ただし、木酢液の効果は時間とともに薄れるため、忌避剤と同様、定期的に散布しなくてはならないことを覚えておきましょう。

下記記事では、スズメバチの嫌いな匂いについて詳しく解説しています。スズメバチを近寄らせたくない人はこちらの記事も参考にしてください。

巣を見つけたら早急に駆除しよう

スズメバチの巣を見つけた場合、できるだけ早めに駆除しましょう。主な駆除方法は以下の2つです。

• 自力で退治する
• 専門業者に依頼する

巣が大きくなるほどスズメバチの数も増え、被害リスクが一層高まります。それぞれの特徴と注意点を理解したうえで、適切な手段を選びましょう。

自力で退治する

スズメバチの巣が小さい場合や、初期段階の巣であれば、市販の駆除スプレーを使用して自力で退治することも可能です。夜間や早朝など、スズメバチの動きが鈍くなる時間帯を選び、必ず防護服を着用して退治しましょう。

ただし、自力での退治は非常に高いリスクを伴う方法です。なぜなら、驚いたスズメバチが一斉に飛び出して攻撃してくることもあるためです。

万が一刺された場合、アナフィラキシーショックを引き起こす危険や、最悪の場合命に関わる事態に発展することもあるため、十分に注意してください。

下記記事では自力で退治する場合の詳しい手順や注意点を解説しています。これから自力で退治しようと考えている人はぜひ参考にしてください。

専門業者に依頼する

スズメバチの巣を確実かつ安全に駆除するなら、専門業者に依頼するのがおすすめです。なぜなら、専門業者はスズメバチ駆除に関する知識と豊富な経験を持っているためです。

専門業者ならプロ仕様の防護服や駆除器具を駆使し、迅速かつ安全に巣を除去してくれます。たとえ自力では手が届かない高所や狭い場所でも、専門業者なら対応可能です。

専門業者選びに迷っている人は、ぜひ『ハチ駆除専門クリーンライフ』にご相談ください。最短30分で駆けつけ、巨大な巣でも1匹残らず駆除いたします。

専門業者に依頼するメリット4つ

スズメバチの駆除を専門業者に依頼すると、たくさんのメリットがあります。代表的なメリットは以下の4つです。

• 身の安全を確保できる
• 時間と労力がかからない
• 手の届かない場所でも駆除してくれる
• 再発防止対策をしてくれる

ここでは、スズメバチ駆除を専門業者に依頼する4つのメリットについて詳しく解説します。

身の安全を確保できる

専門業者は、頭から足元までしっかりと防護する専用の防護服を着用し、スズメバチの生態を熟知した上で適切に駆除作業を実施してくれます。素人が無防備に対応すると命の危険を伴いますが、専門業者に依頼すれば身の安全を確保しながら快適な環境を手に入れられるのです。

スズメバチは非常に攻撃性が高く、刺されると激しい痛みや腫れ、場合によってはアナフィラキシーショックを引き起こすことがあります。特に過去にハチに刺された経験がある人は、命に関わる事態になりかねません。

専門業者に依頼すればこれらのリスクの回避にも役立ちます。決して自己判断せず、まずは相談の連絡を入れましょう。

時間と労力がかからない

専門業者に依頼すれば、現地調査から駆除作業、後処理まで一括して対応してくれるため、利用者はほとんど手間がかからないのもメリットの1つです。そのため、忙しい人でも安心して任せられます。

また、短時間でスムーズに駆除が完了する点も大きなメリットです。自力で退治をおこなう場合、駆除スプレーや防護服の購入はもちろん、作業のタイミングを見計らわなくてはなりません。手順を間違えると思わぬトラブルにもつながるため、専門業者に依頼して、時間と手間を省きましょう。

手の届かない場所でも駆除してくれる

スズメバチは、住宅の高所や狭い隙間など、人の手が届きにくい場所にも巣を作ります。こうした場所にできた巣の駆除は、自力では非常に難しく、落下や転倒といった二次災害のリスクも伴います。

そこで登場するのが専門業者です。専門業者なら高所作業用の専用機材や狭所用の駆除道具を活用し、危険な場所でも安全に巣を取り除いてくれます。

例えば、集合住宅や屋根裏、壁の隙間など複雑な構造の中にある巣も、全問業者なら確実に駆除可能です。手の届かない場所にある巣でも安心して任せられる点は、専門業者ならではの強みといえるでしょう。

再発防止対策をしてくれる

専門業者はスズメバチの巣を駆除した後、同じ場所に再び巣を作らせないための再発防止対策もおこなってくれます。忌避剤の散布や、スズメバチが入り込みやすい隙間の封鎖など、徹底した予防策を実施してくれるため、長期的に安心できる環境を整えられるのです。

個人で駆除した場合は、こうした再発防止策が不十分になることも多く、結果的にスズメバチが再び飛来してしまう可能性もあります。ぜひ業者に依頼して、安心かつ快適に生活できる環境を整えましょう。

『ハチ駆除専門クリーンライフ』はスズメバチの行動範囲を熟知したプロが在籍！確実に駆除いたします！

スズメバチは広い行動範囲と強い攻撃性を持っているため、放置すれば大きな危険につながります。また、巣の場所がわからない場合や、少しでもスズメバチの気配を感じた場合は、自己判断で近づくのは非常に危険です。

そんな時は、スズメバチ駆除のプロが揃う『ハチ駆除専門クリーンライフ』にお任せください。スズメバチの生態を熟知したスタッフが迅速に駆けつけ、安全・確実に駆除いたします。

無料相談も承っておりますので、スズメバチを見かけたらお気軽にご相談ください。