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スズメバチトラップはカルピスで!安全な作り方・時期・効果を徹底解説!
庭やベランダで見かけることがあるスズメバチの駆除方法として、「カルピスで簡単にトラップが作れるって本当?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ご家庭でも安全に試せるカルピスを使ったスズメバチトラップの作り方から、効果的な設置時期、誘引剤のレシピ、そして最も重要な注意点まで、徹底解説します。
DIYで対応できる範囲と、危険が伴うためハチ駆除業者に依頼すべきケースの見極め方も紹介します。
Contents
スズメバチトラップにカルピスを使用する理由
スズメバチを駆除するためのトラップにカルピスを使用して作成できます。なぜ、カルピスがスズメバチトラップに使用できるのか疑問に思うことがあるかもしれません。
ここでは、スズメバチトラップにカルピスを使用する理由について解説します。
スズメバチが甘い匂いに引きつけられるため
スズメバチがカルピスに強く引き寄せられるのは、カルピスの甘い匂いが発酵臭に類似しているからです。自然界でスズメバチは、クヌギなどの樹液や熟した果実をエネルギー源としています 。
これらに共通するのは、糖分が微生物によって分解される過程で生じる、甘く酸っぱい特有の「発酵臭」です。つまり、単に甘いものが好きだからという単純な理由ではありません。
スズメバチはこの発酵過程で生成される「乳酸エチル」といった特定の化学成分に強く反応します。
カルピスは、主成分である乳酸菌と糖分を利用して、このスズメバチを強力に誘引する発酵臭を人工的に作り出すのに最適な材料なのです。
DIYで作成することが可能
スズメバチトラップは、専門的な道具がなくても、身近な材料で簡単に作れる点が大きな魅力です。実際に、山口市や横須賀市など、自治体が、春先の予防策としてペットボトルを使ったトラップの作り方を公式ウェブサイトで紹介しています 。特にカルピスは、カルピスは多くの家庭で常備され、スーパーなどで安価に手に入るため、誰でも手軽に試せる点も大きなメリットです。
スズメバチトラップの作り方
スズメバチのカルピストラップは、身近で手に入る材料で作成することが可能です。ここでは、誰でも安全に、そして効果的にスズメバチトラップを作成できるよう、準備から設置、後片付けまでを5つのステップに分けて徹底的に解説します。
Step.1: 必要なものを用意する
最初に必要な材料を用意しましょう。必要な材料は下記の通りです。
- 空のペットボトル(1.5~2リットル程度の炭酸飲料用など、表面に凹凸が少ないもの )
- カルピス(ぶどう味など )
- 水
- 焼酎などの酒類 、酢 、砂糖 、ぶどうジュースなど
次に、スズメバチトラップを作成するために必要な道具も用意します。必要な道具は下記の通りです。
- カッターナイフ
- サインペン
- 定規
- 針金または丈夫な紐
- キリや電動ドリル
- ろうと
- 計量カップ
- ボウル
Step2: ペットボトルを加工してトラップを作る
次に、ペットボトルを加工してスズメバチトラップの装置の部分を作成します。作成する手順は下記の通りです。ペットボトルの端で手を切らないように注意してください。
- スズメバチの入り口を作る位置を決めて、2cm四方程度の窓を2~4カ所作る
- 入り口にペンで書いた「H型」の切り込みを入れる
- 切り込みの上半分を外に、下半分を内側に折り込む
- 排水穴を開ける
- ペットボトルのキャップ部分、または飲み口の下のくぼみに、針金や丈夫な紐をしっかりと取り付ける
Step3: スズメバチの誘引剤を作る
誘引剤はスズメバチトラップの心臓部です。ここでは、複数のレシピを紹介します。それぞれの材料が持つ役割を理解し、状況に応じて使い分けることが効果を高めます。
カルピスやジュース、砂糖は、乳酸菌や酵母が発酵するためのエネルギー源となります。酒は発酵促進剤となり、アルコール自体が持つ香りに加え、発酵を促す環境を作り出します 。
ぶどうの風味は、香り強化剤となり、スズメバチが特に好むとされる特定の香りを強化し、誘引力を高めます。誘引剤のレシピは下記の組み合わせがおすすめです。
- ぶどうカルピスと水
- カルピス、ぶどうジュース、焼酎
- カルピス(希釈タイプ)と酒
Step4: 誘引剤を入れて設置する
次に、下記の手順で誘引剤をスズメバチトラップに注入して設置します。
- 誘引剤をトラップに入れる
- キャップをしっかり閉める
- 設置場所を選ぶ
スズメバチトラップの設置場所のポイントは下記の3点です。
- 直射日光が当たらない、風通しの良い日陰の場所
- 地面から1~3mの高さ
- 普段人が近づかない場所
スズメバチトラップのメンテナンス方法
スズメバチトラップを設置したあとには下記の3点に注意してメンテナンスをするようにしてください。
- 2週間を目安に誘引剤を交換する
- 6月以降は撤去する
- トラップ内の生きたスズメバチには殺虫スプレーをかけて、死んだのを確認してから処分する
スズメバチトラップを設置するときのポイント
カルピスを誘引剤に使用したスズメバチトラップは、設置時期や設置場所について注意点があります。ここでは、スズメバチトラップを設置するときのポイントについて解説します。
設置時期:女王蜂を狙うなら4月~5月がベスト
トラップ設置の最適期は、冬眠から覚めた女王蜂が単独で巣作りを始める4月~5月です。この時期に女王蜂を1匹捕獲すれば、夏以降に数千匹規模にまで成長する巣をまるごと一つ防ぐことが可能となります。
危険!6月以降はトラップを撤去するべき
働き蜂が増えてくる6月以降は、大量の働き蜂を引き付けてしまい危険なため、6月以降はトラップは撤去するようにしてください。6月以降は女王蜂が産卵に専念し、代わりに攻撃性の高い働き蜂が餌集めを始めるためです。
この時期にトラップを設置したままだと、危険な働き蜂を自宅の庭にわざわざ呼び寄せることになり、非常に危険です 。トラップは春限定の「予防策」であり、夏以降の「駆除策」ではないことを知っておいてください。
効果的で安全な設置場所
スズメバチトラップを設置する場所を決める際には下記の2点に注意してください。
- 地面から1~3mの高さの場所
- 人が近づかない場所
スズメバチトラップは、子供やペットの安全を確保し、ハチの飛行ルートにも合わせて設置することで、効果的にスズメバチを捕獲して、安全性も確保できます。
設置する時間帯
スズメバチとの遭遇の危険性を避けるために早朝もしくは夜間にスズメバチトラップを設置するようにしてください。
多くのスズメバチは、夜間に活動性が鈍くなるため、安全に設置できるからです。しかし、夜行性のモンスズメバチは、夜でも活動が活発なので注意が必要です。
安全第一!DIYスズメバチトラップ使用時の注意事項
スズメバチトラップを使用して、スズメバチを駆除する際には、安全第一で取り組むようにしてくてください。
トラップを作成する際の怪我やスズメバチに刺されるリスクを低くして作成するようにしてください。ここでは、スズメバチトラップ使用時の注意事項について解説します。
トラップ作成・設置時には怪我に注意
スズメバチトラップを作成するときや設置するときは怪我に注意してください。トラップを作成する際に、ペットボトルに切り込みを入れて、スズメバチを誘導する入り口を作ります。
その際に、ペットボトルの端が鋭利になっているため、手を切らないように手袋などをして加工してください。また、トラップを高い場所に設置するときに、足場をしっかり固定して安全に設置するよう努めてください。
子供やペットに配慮する
スズメバチトラップを設置する際には、子供やペットに配慮する必要があります。子供やペットは思わぬ行動を取ることがあり、場合によってはスズメバチに刺されるリスクが高まります。
そのため、子供やペットが届かない場所をスズメバチトラップの設置場所として選ぶようにしてください。
捕獲したスズメバチは安全に処分する
スズメバチトラップで捕獲されたスズメバチは安全に処分してください。スズメバチトラップに捕獲されたスズメバチが生きていることがあります。
その際には、殺虫スプレーを使用して確実に息の根を止めるか、確実に死ぬまで待つかするようにしてください。
スズメバチトラップの限界と危険信号
カルピスを使用したスズメバチトラップには限界があります。女王蜂が単独で行動する時期には効果的な予防策ですが、働き蜂が多くなる時期にはスズメバチを引き寄せる危険性が高まります。
ここでは、スズメバチトラップの限界と危険信号について解説します。
すでに大きな巣がある
直径10cm~15cm以上のすでに大きな巣を発見した場合、DIYでの対応は不可能です。この段階の巣の内部には、数千匹もの働き蜂がおり、女王蜂を守るために非常に攻撃的になっています。
安易に駆除を試みると、多数のハチに一斉に襲われ、複数箇所を刺されるリスクが極めて高くなります。特に、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性があり、命に関わる事態になることもあります。
巣の場所が特定できない
巣の場所が特定できないものの、毎日同じ場所でスズメバチを頻繁に見かける場合、屋根裏や壁の中など見えない場所に巣がある可能性が高いです 。
この状況でトラップを設置すると、巣を刺激してしまい危険です。
働き蜂が大量にトラップにかかっている
6月以降に設置したトラップに大量の働き蜂がかかっている場合、それは「成功」ではなく「危険」のサインです。
近くに活発な巣がある証拠で、直ちにトラップを安全に撤去してください 。この状態では、スズメバチの攻撃性が高く、刺されるリスクが高いです。
スズメバチ駆除の際に不安を感じた場合には、ハチ駆除業者に依頼して、安全に駆除することを検討してください。
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カルピスを使用したスズメバチトラップは、DIYで作成可能なスズメバチ対策ですが、スズメバチの巣が大きくなると危険です。スズメバチの巣が危険な状況での自力で駆除することは避けるべきです。
安全にスズメバチの巣を駆除するなら、ハチ駆除業者に依頼することが最も安全です。ハチ駆除業者なら『ハチ駆除専門クリーンライフ』にお任せください。
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スズメバチのカルピストラップについてよくある質問
- スズメバチトラップに使うカルピスは、どんな種類がいいですか?
- 多くの実績からカルピスの「ぶどう味」が特に効果的とされています 。ぶどうの香りが、スズメバチが好む発酵した果実の匂いに近いためと考えられます。オレンジ味など他のフレーバーでも効果は期待できますが 、迷ったらぶどう味を選ぶと良いでしょう。また、カルピスとアルコールなどを混ぜることでスズメバチを誘引する発酵臭に近くなります。
- カルピスで作った誘引剤は、どのくらいの頻度で交換すればいいですか?
- スズメバチトラップの交換時期は、1~2週間を目安にしてください。この期間を過ぎると、誘引効果が著しく低下し、トラップ本来の性能が発揮されなくなる可能性があるためです。トラップ内の誘引剤は時間とともに蒸発し、その濃度が薄まります。誘引剤の香りが弱まると、スズメバチを引き寄せる力が弱くなります。また、捕獲されたスズメバチの死骸がトラップ内に溜まると、誘引剤が汚染されたり、物理的に誘引剤の拡散を妨げたりすることがあります。効果的なスズメバチ対策のためには、定期的なトラップの交換が不可欠です。交換時期を守り、常に高い誘引効果を保つように心がけましょう。
- スズメバチトラップに、スズメバチ以外の虫も入ってしまいますか?
- はい、カナブンやガなどが混獲されることはよくあります。スズメバチトラップは、その強力な誘引力ゆえに、本来の目的であるスズメバチ以外にも様々な昆虫を引き寄せてしまうことがあります。特に、夜行性のガや、カナブン、ハナムグリといったコガネムシの仲間は、光にも誘引される性質があるため、トラップの設置場所や時間帯によっては、スズメバチ以上に捕獲されてしまうことも珍しくありません。益虫であるミツバチの混獲を減らすには、誘引剤に少量の「酢」を加えると効果があると言われています。
- カルピストラップを設置しても、スズメバチを捕獲できません。どうすればいいですか?
- 設置時期や設置場所を確認してください 。1~2週間経っても効果がなければ、場所を少し移動させてみるのも有効です 。スズメバチの活動が活発になる前の、特に4月から5月にかけての設置が非常に効果的です。日陰で人の往来が少ない場所に設置することで、カルピストラップの効果を最大限に生かしながら、安全性も確保できます。これらの点を踏まえ、最適なタイミングと場所にスズメバチトラップを設置するようにしてください。
- カルピストラップは、どんな種類のスズメバチにも効果がありますか?
- 多くの種類のスズメバチは、樹液や熟した果実の甘い香りに強く誘引されます。この習性を利用したスズメバチトラップは、特にオオスズメバチやキイロスズメバチといった都市部や住宅地でよく見られる種類に対して高い効果が期待できます。これらのスズメバチは、活動が活発になる夏から秋にかけて、食物を求めて広範囲を飛び回ります。ただし、スズメバチの種類は非常に多く、中には甘いものにあまり興味を示さない種類も存在します。
危険ですので、無理せず
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