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攻撃的で毒液噴射もするチャイロスズメバチの特徴と対策を徹底解説!
チャイロスズメバチの特徴や危険性、遭遇時の対処法から駆除方法までを詳しく解説します。
チャイロスズメバチは、もともとは寒冷地にしか生息していなかった種ですが、近年は温暖化などの影響で南下し、人との接触も増えています。
その攻撃性はスズメバチの中でも高く、毒液を噴射してくるという恐ろしい特徴も持っているため、遭遇した際の対処など、正しい知識を身につけておきましょう。
Contents
チャイロスズメバチの特徴
チャイロスズメバチは、その外見や生態などが他のスズメバチと異なります。
特に見た目の色合いや、巣を自分で作らずに他のハチの巣を乗っ取るという独特な繁殖方法など、非常に興味深い特徴を持っています。
さらに近年では、生息地の拡大によって人間との距離が縮まるなど、注意が必要な存在になりつつあります。
まずは、このハチの基本的な特徴を詳しく見ていきましょう。
黒い腹部以外は赤褐色
チャイロスズメバチの最大の特徴は、その体色にあります。
腹部は黒く、それ以外の部分は赤褐色を帯びており、鎧のような固い外皮に覆われています。
黒と黄色やオレンジ色の縞模様を帯びていることが多い他のスズメバチとは一目で識別できます。
この色の違いは、野外での識別にも役立ちますが、見慣れない人にとってはスズメバチの一種であることがわかりにくく、危険を見逃すことにも繋がるため注意が必要です。
また、体の大きさは女王バチで約30mm、働きバチでも25mmほどあり、近くで見るとかなりの迫力があります。
他のスズメバチの巣を乗っ取る
チャイロスズメバチは、主に他のスズメバチ(モンスズメバチやキイロスズメバチ)の巣を乗っ取り、そこを自らの繁殖拠点とするという珍しい習性を持ちます。
女王バチが既存の巣に侵入し、もとの女王を排除して支配権を奪うという非常に攻撃的な行動です。
さらに乗っ取ったスズメバチの働きバチに自分の子どもの世話をさせるため、一時期は1つの巣に2種類のスズメバチが生息することとなります。
しかし、すべての個体が乗っ取りを行うわけではなく、まれに環境によっては自ら巣を作ることもあるようです。
巣の形はモンスズメバチの巣を乗っ取った場合は釣鐘状で下部開放型をしていることが多く、キイロスズメバチの場合は楕円形となっています。
絶滅危惧種に認定されている
チャイロスズメバチは環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されていますが、実はもともと国外からの外来種であると考えられており、国内では1970年代に北海道で初めて確認されました。
その後、寒冷地に限定して生息していたため希少種とされていましたが、近年では温暖化などの影響で分布を急速に拡大しています。
「絶滅危惧種」と聞くと保護すべき存在のように感じるかもしれませんが、チャイロスズメバチの場合はその攻撃性や生態系への影響から、必ずしも保護対象とは限りません。
特に人家の近くに巣を作った場合や危険がある場合には、適切な駆除が必要とされています。
寒冷地に生息していたが南下し始めている
チャイロスズメバチはもともと寒冷地に適応した種で、北海道や東北地方などを中心に分布していました。
しかし、2010年以降になると生息域が拡大し、日本海側を中心に南下しながら関東地方や中部地方、西日本でも報告例が出始めている地域もあります。
さらに、都市部の住宅密集地や公園、学校など人の多い場所でも巣が見つかることがあり、これまで被害がなかった地域でも警戒が必要になっています。
チャイロスズメバチの危険姓
チャイロスズメバチは、その見た目以上に非常に危険な存在です。
とても気性が荒く攻撃的で、巣に近づいた人間に対しては集団で襲いかかってくることがあります。
また、刺すだけではなく「上空から毒液を飛ばす」という攻撃手段を持っており、目に入ると視力障害を引き起こす危険もあります。
ここでは、チャイロスズメバチが持つ具体的な危険性について詳しく解説していきます。
攻撃性がかなり高い
チャイロスズメバチは、スズメバチの中でも特に攻撃性が高いことで知られています。
なんとオオスズメバチに次いで、2番目に攻撃的な性格をしていると言われており、巣に近づいた人間や動物に対しては、ためらうことなく襲いかかってくることがあります。
特に夏から秋にかけては繁殖期にあたるため、巣を守る意識がさらに強まり、少しの振動や気配にも反応して襲いかかるケースがあります。
また、逃げても10m以上追いかけてくる上しつこく何度も刺してくるため、チャイロスズメバチによる攻撃は重症化しやすいとされており、特に注意が必要です。
上空から毒液を噴射してくる
チャイロスズメバチの恐ろしさは、刺すだけにとどまりません。
なんと空中から霧状の毒液を飛ばして攻撃するという、映画のモンスターさながらの戦法をとるのです。
この毒液は強い刺激性を持っており、目に入ると激しい痛みや視力障害を引き起こすこともあります。
実際に、過去にはチャイロスズメバチの毒液が原因で角膜炎を発症した事例も報告されています。
特に上空からの奇襲攻撃は気づきにくく、対処が遅れることも多いため非常に危険です。
蜂の攻撃=「刺される」と思っていると、この飛び道具的な攻撃に対応できませんが、こうした特徴を知っておくことで、万が一の遭遇時にも冷静に行動できるはずです。
巣から一斉に攻撃してくる
チャイロスズメバチのもう一つの恐ろしい特徴は、群れによる一斉攻撃です。
単独で襲ってくるだけでなく、うっかり巣の近くに近づいてしまい巣を刺激したと判断されると、複数の個体が一気に飛び出して集団で襲いかかってきます。
特に住宅地や公園の木に作られた巣では、通行人が気づかないうちに巣に近づき、急に大群に囲まれるというケースも。
一度標的にされると、執拗に追いかけてくるのですが、大声を出したり走ったりすることでさらに刺激してしまう危険性があります。
また、チャイロスズメバチは仲間同士で「敵がいる」という情報を素早く共有するため、1匹が攻撃モードに入ると連鎖的に集団が暴走する可能性が高く大変危険です。
とにかく、巣に近づかないことが最大の防御です。
毒針が他種のハチよりも長く太い
チャイロスズメバチの毒針は、他のスズメバチと比べても長く、太く、そして鋭いという特徴があります。
そのため、皮膚を深く貫通しやすく、刺された際の痛みも非常に強烈です。
服の上からでも突き刺してくるケースがあり、厚手の服でも完全に防げないこともあります。
加えて、注入される毒の量も多いため、アナフィラキシーショックのリスクが高く、特に過去に蜂に刺された経験がある人は要注意です。
また、刺された部位が腫れるだけでなく、発熱やめまい、吐き気など全身症状が出ることもあるため、刺された場合は速やかに医療機関を受診してください。
チャイロスズメバチに遭遇したときの対処法
チャイロスズメバチは非常に攻撃的で、遭遇時の対応を間違えると命に関わる可能性もあります。
しかし、正しい知識と冷静な行動を心がけることで、危険を回避することは十分に可能です。
ここでは、チャイロスズメバチに出会ってしまった際に「やってはいけないこと」「すぐに取るべき行動」など、実践的な対処法を紹介します。
もしもの時に備えて、ぜひ覚えておいてください。
大きな声を出したり手で振り払わない
チャイロスズメバチに限らず、スズメバチに遭遇したときに大きな声を出したり、手で追い払おうとしたりする行為は非常に危険です。
ハチは動きや音に敏感に反応するため、急な動作や叫び声は「攻撃された」と認識し、攻撃モードに突入してしまうことがあります。
特にチャイロスズメバチは警戒心が強いため、ほんのわずかな刺激でも巣から集団で飛び出してくる恐れがあります。
遭遇した際は、騒がず、慌てず、ゆっくりとその場を離れることが大切です。
「カチカチ」と音がしたら静かに離れる
チャイロスズメバチが敵の接近を察知したとき、顎を鳴らして「カチカチ」と音を立てる威嚇行動をとることがあります。
このカチカチ音は、「これ以上近づいたら攻撃するぞ」という最後通告のサインです。
集団で地面近くを飛びながらこの警戒音を発してくるのが特徴です。
もしこの音が聞こえたら、すぐにその場を静かに離れる必要があります。
大きな音や急な動きは避け、姿勢を低くしてゆっくりと後退しましょう。
音の発信源が分からない場合も、周囲に巣がある可能性が高いため、音を頼りに距離を取ることが、自分の身を守る第一歩になります。
巣を見つけたら決して刺激しない
一般的にスズメバチの行動範囲は巣から半径1~2kmほどと言われています。
餌が近くに見当たらないときは10km以上離れたところまで飛ぶこともあるので、1匹飛んでいるのを見かけたからといって必ずしもすぐ近くに巣があるとは限りませんが
もしもチャイロスズメバチの巣を発見した場合、絶対に近づいたり、触れたり、刺激したりしてはいけません。
チャイロスズメバチの巣から10m程度の範囲内に入ってしまうと「攻撃対象」と認識され、一斉に襲ってくる可能性があります。
特に、巣の存在に気づかずに掃除道具や木の枝などでうっかり叩いてしまうと、一瞬で大群に囲まれることもあり大変危険です。
見つけた際はその場を速やかに離れ、安全な場所から家族や近隣の方にも注意を呼びかけましょう。
また自力で対処せず、必ず専門機関や自治体、駆除業者に連絡することが大切です。
チャイロスズメバチの駆除方法
チャイロスズメバチの巣を見つけた場合、素人が安易に駆除を試みるのは非常に危険です。
攻撃性が高く、分厚い生地も貫通してくる長く鋭い毒針を持っているため正しい知識と装備が必要になります。
ここでは、自力での駆除がなぜ危険なのか、そして安全に駆除を行うための現実的な手段について詳しく解説します。
自力駆除は難易度が高くおすすめできない
チャイロスズメバチの駆除を自分で行うことは、命に関わる危険な行為です。
市販の殺虫剤や防護服では完全に対応しきれず、巣に近づいた瞬間に大群で襲われる危険性があります。
また、チャイロスズメバチは昼行性のため夜間に駆除を試みる人もいますが、作業のためのライトで起こしてしまう可能性もあり、必ずしも安全とは限りません。
さらに、巣が高所や壁の隙間にある場合には、足場の確保や構造への影響も考慮しなければなりません。
専門知識や経験がないまま作業を行うことは、非常にリスクが高いのです。
自力での駆除を試みるよりも、早急に専門業者や行政機関に相談することが、安全かつ確実な対処法です。
各区役所に対応してもらう
チャイロスズメバチの巣を発見した場合、まず相談すべきなのが各市区町村の役所や保健所です。
多くの自治体では、スズメバチに関する相談窓口を設けており、状況に応じて調査や対応を行ってくれます。
中には、民家の敷地内であっても無料または一部補助つきで駆除を行ってくれる自治体もあります。
ただし、対応の可否や条件は地域によって異なり、全てのケースで駆除してもらえるとは限りません。
また、対応までに時間がかかる場合もあるため、巣の場所や状況が緊急性の高いものであれば、早急に業者への依頼を検討する必要があります。
まずは自治体の公式サイトや電話窓口で確認してみましょう。
業者に依頼する
もっとも確実で安全な方法は、蜂の駆除専門業者に依頼することです。
専門の業者は防護服や専用器具を完備しており、チャイロスズメバチのような攻撃性の高い種でも、安全かつ迅速に駆除を行うノウハウを持っています。
費用は駆除の規模や場所によって異なりますが、万が一のケガや事故を避けられることを考えれば、コスト以上の価値があると言えるでしょう。
とくに生活圏内に巣がある場合や小さなお子さんやペットがいる家庭では、早めの業者依頼が安全確保のカギとなります。
危険なチャイロスズメバチの駆除は蜂駆除専門クリーンライフにお任せ
チャイロスズメバチは、外見だけでなく毒液を空中から飛ばし、集団で襲いかかり、極太の毒針で刺してくるなど行動も凶暴そのものです。
そんな危険な相手に、素人が立ち向かうのはあまりにもリスクが高すぎます。
もしも生活圏内にチャイロスズメバチの巣があった場合は、迷わず蜂駆除専門クリーンライフにご相談ください。
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