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スズメバチトラップは効果がある?設置時期や作り方を解説
本記事では、スズメバチトラップの役割や作り方について解説します。
スズメバチは、攻撃性が高く危険性なハチです。刺されるとアナフィラキシーショックのような、重篤な症状を引き起こすこともあるため、予防と駆除の両面から考える必要があります。
スズメバチトラップはスズメバチによる被害を抑えるのに効果的ですが、正しく使用しないと理想的な効果には期待できません。本記事を参考に正しい知識を身につけ、より有効に活用しましょう。
Contents
トラップの設置はスズメバチの巣を作らせないために有効
トラップの設置は、スズメバチの巣を作らせないために有効な施策です。巣を作る場所を探す女王蜂を捕獲することで、巣が作られるのを事前に防げます。
スズメバチのなかで越冬をするのは、女王蜂のみです。女王蜂は春になると外敵に狙われにくい場所を探し、巣を作ります。
軒下・木下などのスズメバチが巣を作りやすい場所にトラップを仕掛けておけば、巣を作ろうとしている女王蜂を捕獲できます。
スズメバチトラップは設置時期に注意
スズメバチトラップは、4~5月くらいに設置するのが理想的です。巣を作らせないことでリスクを抑えつつ、周辺環境の安全性を確保できます。
スズメバチは巣ができたあとでも駆除できますが、襲ってくることもあるため高リスクです。スズメバチは攻撃性が高く、毒性も強いことから刺されると重篤な症状を引き起こす可能性があります。
とくに巣に対して刺激を与えた場合、攻撃性が増すので非常に危険です。できることなら、巣を作らせないことがベストといえるでしょう。
なお、6月以降は巣作りが始まっており、働きバチが増加する傾向です。トラップを設置すると働きバチも呼び寄せてしまうため、あまりおすすめしません。スズメバチトラップは、目的をしっかりと理解したうえで活用しましょう。
スズメバチトラップの作り方
つづいては、スズメバチトラップの作り方について紹介します。トラップにはさまざまな作成方法がありますが、ペットボトルを活用したものは手軽に作成できて便利です。以下で、詳細をみていきましょう。
準備するもの
スズメバチトラップを作るときは、以下のものを準備しましょう。
- 空のペットボトル
- ひも
- カッター・ハサミ
- 計量カップ
- トラップ液の材料(トラップ液によって異なる)
トラップにはさまざまな作成方法がありますが、ペットボトルを活用するのがお手軽です。自治体でもよく紹介されており、低コストで作成できます。トラップはひもで吊り下げるため、ひもの強度は重要です。
また、トラップ液にはさまざまな作り方があり、必要な材料が異なります。詳しくは次の章をご参照ください。
トラップの作り方
スズメバチトラップは、以下の手順で作成します。
【スズメバチトラップの作成手順】
- トラップ液をつくる
- 空のペットボトルの上部に「H型」の切れ込みを2~4か所ほど入れる
- 切れ込みの上半分を外側、下半分は内側に折り込んでハチが入る窓をつくる
- ペットポトルの蓋の部分にひもを取り付ける
- トラップ液を注いで完成
まずはトラップ液を作りましょう。以下は、トラップ液のレシピの例です。
【トラップ液の例】
- 酒300ml酢100ml+砂糖100g+ブドウの皮
- ブドウ味の乳酸菌飲料:水=6:4
(出典:山口市|ペットボトルトラップで、スズメバチの営巣を予防しましょう)
トラップ液を作ったあとはカッターやハサミを使用して、ペットポトルの上部に「H型」の切れ込みを2~4箇所ほど入れましょう。切れ込みを入れたら、折り返してハチの入り口をつくります。
折り込むときは上半分を外側、下半分は内側に折るのがポイントです。このように折り込むことで、雨の侵入や捕獲したスズメバチが逃げ出すのを防げます。
つぎにペットボトルの蓋の部分にひもを取り付けます。ひもは外れないように、しっかりと固定しましょう。最後に作成したトラップ液を注ぎ込めば、スズメバチトラップの完成です。
スズメバチトラップの設置方法
スズメバチトラップは、女王蜂が巣を作りそうな場所に設置するのが基本です。軒下や木に吊り下げるようにして設置します。
トラップは、できる限り日陰に設置するのがおすすめです。日向に設置した場合、日光の影響により女王蜂をおびき寄せる効果が弱まってしまう可能性があります。
また、トラップは子どもの手が届かない高さに設置しましょう。トラップにはスズメバチが寄ってくるので、近くにいるととても危険です。加えてトラップに触れてしまうと、捕まったスズメバチから刺される可能性もあります。
スズメバチトラップは家族や近隣住民の安全性を考慮しつつ、適切な場所に設置しましょう。
スズメバチトラップを設置する際の注意点
スズメバチトラップを設置する際は、以下の点に注意しましょう。
- トラップは夜間の時間帯に設置する
- 人通りが多い場所は避ける
- 捕獲したスズメバチが生きているうちはトラップに触れない
- トラップや捕獲したスズメバチは自治体のルールに従って処分する
日中は、スズメバチの活動が活発です。刺されるリスクがあるため、トラップは夜間の時間帯に設置しましょう。
また、トラップは人通りの多い場所を避けて設置するのがおすすめです。たとえばベランダや玄関先に設置するとスズメバチをおびき寄せてしまい、刺されるリスクが高くなります。
もしも人が通る可能性がある場所に設置する場合は、「触れないでください」といった張り紙を付けるなどの対策を講じましょう。
なお、捕獲したスズメバチが生きているときは、むやみにトラップに近づいてはいけません。トラップから出てきたスズメバチに刺される可能性があります。
加えてスズメバチは、動かなくなったあとも反射的に刺すことがあるので、トラップは慎重に回収しましょう。トラップの処分については、自治体のルールをご確認ください。
スズメバチトラップ交換時期の目安
トラップは徐々に効果が落ちていくため、定期的に交換が必要です。交換時期はトラップ液や設置場所によっても異なりますが、2週間に1回くらいが目安とされています。
ただし、ハチの捕獲数が増えてくると捕獲効率が悪くなります。捕獲数が増えてきたら、2週間が経過していなくても交換をしましょう。
スズメバチトラップに関してよくある質問
ここでは、スズメバチトラップに関してよくある質問をまとめました。事前に一読しておくと、トラップを適切に設置しやすくなります。
- 適した時期に設置しないと効果はない?
- スズメバチがトラップにかからないときはどうしたらいい?
- スズメバチトラップは焼酎やカルピスでも作れる?
- スズメバチがウロウロしているのはなぜ?
- スズメバチを寄せ付けない方法はある?
適した時期に設置しないと効果はない?
適した時期以外でも、ハチをおびき寄せる効果には期待ができます。ただし、6月以降は働きバチもおびき寄せてしまうため危険です。トラップを設置する本来の目的からもズレてしまうので、4~5月くらいの時期に設置しましょう。
6月以降は刺されるリスクが高くなるため、トラップは撤去するのがおすすめです。
スズメバチがトラップにかからないときはどうしたらいい?
設置場所を変えてみましょう。スズメバチは軒下や木のほか、花や地中にも巣を作ります。
なお、スズメバチは生態系の中において重要な役割をもつ昆虫です。完全に除去してしまうと害虫が増えたり、他の種類のハチが増加したりするなど、別の弊害が生じる可能性があります。
スズメバチトラップの主な目的は、「人的な被害を減らす」ことです。弊害が生じることを防ぐためにも、トラップは必要最低限の数にとどめておきましょう。
スズメバチトラップは焼酎やカルピスでも作れる?
トラップは、焼酎やカルピスなどでも作れます。たとえば、広島市は焼酎やカルピスを使ったトラップ液の作り方を紹介しています。以下は、焼酎やカルピスを使ったトラップ液の作り方です。
- 焼酎(臭いが強いもの):オレンジジュース=1:1
- カルピス:水=6:4
(参照:広島市|スズメバチ対策 ハチトラップ(ハチ取り器)の作り方)
スズメバチトラップは、自治体ごとにさまざまなレシピを紹介しています。スズメバチが捕まらないようなときは、自治体のレシピを参考にトラップ液を変えてみるのもよいでしょう。
スズメバチがウロウロしているのはなぜ?
スズメバチがウロウロしているのには、さまざまな理由が考えられます。
たとえば春先に1匹のスズメバチがウロウロしている場合には、女王蜂が巣を作る場所を探している可能性があります。また、スズメバチは単独で狩りをするのが特徴です。
ウロウロしているときは、餌を探していることも考えられます。
なお、スズメバチの行動範囲は巣から半径1kmほどです。ウロウロしているスズメバチを見かけたら、近くに巣がないか探してみましょう。巣がある場合には、人的な被害が生じる前に駆除することが大切です。
スズメバチを寄せ付けない方法はある?
スズメバチは、ハッカ油や木酢液などの臭いが苦手です。家周辺や巣を作りそうな場所に散布することで、遠ざける効果に期待ができます。また、殺虫スプレーを定期的に振りかけておくのも効果的です。
昨今では通販でさまざまな商品が販売されているので、使いやすいものを探してみるとよいでしょう。
スズメバチに巣を作られたら蜂駆除専門クリーンライフにお任せを!
スズメバチトラップの設置は、巣を作らせないために有効な施策です。巣がなければスズメバチによる被害が生じにくいため、家周辺の安全性を確保できます。
ただし、トラップを設置したからといって、絶対に巣を作られないわけではありません。
もしもスズメバチに巣を作られてしまったときは、「ハチ駆除専門クリーンライフ」の利用を検討するのがおすすめです。
経験豊富なスタッフが迅速かつ、安全にスズメバチの巣を駆除いたします。予防や再発防止に関する対策も実施いたしますので、受託周辺の持続的な安全性確保にもお役立ていただけます。
見積りや相談は無料で承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
危険ですので、無理せず
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