スズメバチとミツバチの違いを徹底解説！適切な駆除方法も紹介

スズメバチとミツバチは性格や巣の作り方、駆除方法に大きな違いがあるのをご存じでしょうか。本記事を読めば、下記事項が解決します。

• スズメバチとミツバチの違いが分からない
• スズメバチとミツバチの危険性の違いを知りたい
• 蜂や蜂の巣を見つけたが、どう対処すべきか分からない
• スズメバチやミツバチを安全に駆除する方法を知りたい

本記事では、スズメバチとミツバチの違いや、危険性の違いについて解説します。また、おすすめの駆除方法についても解説しているため、あわせて参考にしてください。

スズメバチとミツバチの見分け方

スズメバチとミツバチを正しく見分ける方法は、以下の4つです。

• 見た目で見分ける
• 巣で見分ける
• 生態で見分ける
• 活動時期で見分ける

見分けを誤ると適切な対処ができず、危険な状況に陥るリスクが高まるため、違いを理解しておくことが重要です。ここでは、ポイント別に詳しく解説します。

見た目で見分ける

（左：ミツバチ　右：スズメバチ）

スズメバチとミツバチは、大きさ、色、動き方の面で明確な違いがあります。大きさに関しては、スズメバチは体長2〜4センチほどで、ずっしりとした存在感を放つのに対し、ミツバチは体長1〜1.5センチほどと小柄です。

色に関しては、スズメバチは黒と黄色がはっきり分かれており、見る者に警戒心を与える配色をしています。一方ミツバチは、全体的に茶色がかった柔らかい印象を持ち、体毛も多くふわふわしています。

動き方にも違いがあり、スズメバチは素早く力強い飛び方をするのに対し、ミツバチはややゆったりとした飛行をおこなうのが特徴です。代表的な種類として、スズメバチはオオスズメバチやキイロスズメバチが、ミツバチではセイヨウミツバチやニホンミツバチが挙げられます。

このように、見た目の特徴を押さえておけば、いざというときにも冷静に判断できるようになります。

巣で見分ける

（左：ミツバチの巣　右：スズメバチの巣）

スズメバチとミツバチは巣の形状にも大きな違いがあります。スズメバチの巣は、灰色や茶色がかったボール状をしており、外壁にマーブル模様があるのが特徴です。

巣作りには高い木の枝や軒下など、人目に付きにくく外敵から身を守れる場所を好みます。それに対して、ミツバチの巣は六角形のハニカム構造を持ち、巣の色は黄色みがかり、内部が見えることもあります。形は板状に広がっており、フラットです。

また、スズメバチの巣は大型になりやすく、攻撃的な個体が周囲を警戒していることが多いのに対し、ミツバチの巣は比較的静かで、巣作りにも時間をかけます。巣の形状や設置場所を確認することで、どちらの蜂が営巣しているかを判断する材料になるため、覚えておきましょう。

生態で見分ける

スズメバチとミツバチは生態にも違いがあり、特に食生活が大きく異なっています。スズメバチは肉食性が強く、昆虫や他の蜂を捕食するため、縄張り意識が非常に高い昆虫です。

一方、ミツバチは基本的に花の蜜や花粉を主食としているため、植物の多い場所で活動しています。また、スズメバチは獲物を狩るために単独で行動することが多いですが、ミツバチは集団で協力しながら餌を探す傾向があります。

こうした生態の違いを理解しておけば、蜂の種類に応じた対策を立てやすくなるでしょう。

活動時期で見分ける

スズメバチとミツバチは活動時期も異なっているため、見分ける判断材料として役立ちます。スズメバチは初夏から秋にかけて活発になり、特に夏から秋にかけて攻撃性が高まるのが特徴です。

さらに、秋は巣の拡大とともにエサを求めて活動範囲を広げるため、遭遇リスクが非常に高まるため注意が必要です。一方ミツバチは、春から秋にかけて活動するものの、冬場になると活動が大幅に減少し、巣の中でじっと過ごすことがほとんどです。

この活動時期の違いを知っておけば、季節ごとに適切な判断・行動ができるでしょう。

スズメバチとミツバチの攻撃性・危険性の違い

スズメバチとミツバチでは、攻撃性や人にとっての危険性が大きく異なるため注意が必要です。どちらも刺されると痛みや腫れを引き起こしますが、行動の特徴や刺す頻度、安全への影響に差があるため、状況に応じた判断・行動が求められます。

ここでは、両者の攻撃性と危険性についてそれぞれ解説します。

スズメバチの攻撃性・危険性

スズメバチは攻撃性が非常に高く、巣に近づいた人間や動物を積極的に攻撃する習性があります。特に、巣の近くでは警戒心が一気に高まり、数匹で集団攻撃をおこなうケースも珍しくありません。

しかも、スズメバチの毒は神経毒・溶血毒などが混ざり合っており、刺された際のダメージが非常に大きく、アナフィラキシーショックを引き起こすリスクもあるのです。また、スズメバチは一度刺したあとも針を失わないため、繰り返し攻撃してくるという点も注意しなくてはなりません。

特に、オオスズメバチやキイロスズメバチは攻撃範囲が広く、飛行速度も速いため、逃げ遅れると致命的なダメージを受けるおそれがあります。ですから、スズメバチの巣を見かけた場合、決して近づかず専門業者に駆除を依頼しましょう。

ミツバチの攻撃性・危険性

ミツバチは基本的に温和な性格をしており、自分たちの巣や女王蜂が脅かされたとき以外には、人を攻撃することはほとんどありません。とはいえ、巣に強く接近したり、手で払ったりするなど刺激を与えてしまうと、身を守るために刺してくることがあります。

ただし、ミツバチの針は一度刺すと相手の皮膚に突き刺さり、そのまま自分の体からちぎれてしまうため、一匹のミツバチが複数回刺すことはありません。毒性もスズメバチほど強くはありませんが、それでも体質によってはアレルギー反応を起こす可能性があるため、油断は禁物です。

また、セイヨウミツバチの場合は防衛本能がやや強く、巣を守るために集団で攻撃してくることもあるため、巣の位置には十分注意してください。危険を感じたら無理に近づかず、専門業者に相談しましょう。

スズメバチやミツバチを見つけた際の対処法

スズメバチやミツバチを見つけた際には、慌てずに冷静に行動することが大切です。対処を誤ると刺される危険性が高まるため、以下の3つのポイントを押さえて慎重に対応しましょう。

• ゆっくりと後ずさりしてその場を去る
• 早めに駆除する
• 刺されてしまった場合は早急に医療機関を受診する

ここでは、上記3つの対処法について詳しく解説します。万が一に備えて覚えておきましょう。

ゆっくりと後ずさりしてその場を去る

蜂を見つけたら、無理に追い払おうとせず、後ずさりしながら安全圏まで退避しましょう。なぜなら、急な動きや大声は蜂を興奮させる原因となり、攻撃されるリスクを高めるためです。

その際、蜂の視界から外れるように、静かに距離を取ることを意識してください。特にスズメバチは動きに敏感なため、手で払ったり走ったりすると、攻撃してくる可能性が高まります。

早めに駆除する

蜂の巣を放置してしまうと、蜂の数が増えたり、巣が巨大化したりする恐れがあります。そのままにしておくと被害が拡大するため、巣が小さい初期段階のうちに駆除しましょう。

スズメバチの場合、初期段階の巣であれば駆除のリスクが比較的低く済みます。自力で退治する場合でも、蜂の数が少ないうちに退治すれば安全性が高まりますが、少しでも不安がある場合や、巣が高所や人通りの多い場所にある場合は、無理をせず蜂駆除業者に依頼する選択肢も検討してください。

刺されてしまった場合は早急に医療機関を受診する

もし蜂に刺されてしまった場合は、痛みや腫れだけでなく、体調の変化にも注意が必要です。特に息苦しさや意識の混濁、じんましんなどのアレルギー反応が出た場合は、すぐに救急車を呼んでください。

たとえ軽度な症状でも油断せず、必ず医療機関を受診してください。刺された場所を冷やす、毒を絞り出すなど応急処置も大切ですが、病院での診察は必須事項です。蜂に刺されると命に関わることもあるため、迅速な対応を心がけましょう。

スズメバチやミツバチを駆除する方法

スズメバチやミツバチを駆除する方法には、大きく分けて以下の2つです。

• 自力で退治する
• 蜂駆除業者に依頼する

状況に応じて適切な方法を選ぶことが、被害を防ぐ上で重要です。ここでは、それぞれの特徴と注意点について詳しく解説します。

自力で退治する手順

スズメバチやミツバチを自力で退治する手順は以下の通りです。

1. 巣を特定する
2. 退治に必要な物を用意する
3. 巣に向かって殺虫スプレーを噴射し続ける
4. 動きが止まったか確認する
5. 巣を切り離してゴミ袋に入れる
6. 巣があった場所に殺虫スプレーを噴射する
7. 巣を処分する

自力で退治する場合、慎重な準備と正しい手順が命を守るカギとなります。無計画に挑むと危険が伴うため、以下のステップを確実に踏んで、安全に駆除をおこないましょう。

①巣を特定する

はじめに、蜂の巣の場所を特定します。なぜなら、巣が見つからないまま作業を始めると、蜂の動きに振り回されてしまい、危険な状況を招くおそれがあるためです。

蜂の飛び交う様子をよく観察し、蜂たちが集まる場所を探しましょう。巣を作りやすい高所や周囲の環境も確認し、作業のリスクを事前に把握しておくとスムーズです。

もし、手の届かない所に巣がある場合は、無理せず専門業者に依頼してください。

蜂駆除に不安を抱いている方や、巣を特定できない方は『ハチ駆除専門クリーンライフ』にご相談ください。経験豊富な自社スタッフが周囲の安全に気を配り、効率的に駆除いたします。危険性の高いスズメバチは根こそぎ駆除し、環境に配慮しなくてはならないミツバチは最適な方法で解決いたします。

②退治に必要な物を用意する

蜂の巣の特定が完了したら、駆除に必要な道具を揃えましょう。必ず必要になる物は、防護服、蜂専用の殺虫スプレー、軍手、帽子、長靴です。

特に防護服は、刺されるリスクを大幅に減らすために欠かせないアイテムです。また、殺虫スプレーは蜂専用のものを選び、噴射距離が5メートル以上あるタイプを用意しましょう。

準備不足は事故のもとになるため、用具は万全な状態に整えてから作業に臨んでください。

③巣に向かって殺虫スプレーを噴射し続ける

準備が整ったら、巣に向かって殺虫スプレーを噴射します。スプレーは1度きりではなく、蜂たちが動かなくなるまで噴射し続けることが大切です。

途中で手を止めると、蜂が反撃してくる可能性があるため、しっかりと持続的にスプレーし続けましょう。噴射は風上からおこなうと、薬剤が自分にかかるリスクを下げられます。

蜂が活動を停止するまで、気を抜かずスプレーし続けてください。

④動きが止まったか確認する

スプレーを噴射し終えたら、蜂たちの動きが完全に止まったか慎重に確認してください。なぜなら、巣の中に生き残った蜂がいると、作業中に襲われる危険性があるためです。

巣の近くに行く前に、双眼鏡などで遠目から様子を見て、安全を確かめるとより安心感に繋がります。少しでも蜂が動いているようなら、再度スプレーを噴射して完全に制圧しましょう。

⑤巣を切り離してゴミ袋に入れる

蜂たちの動きが止まったことを確認できたら、巣を取り外す作業に進みます。ハサミなどを使い、巣を慎重に切り離して、丈夫なゴミ袋に入れます。

この時も防護服は脱がず、常に警戒しながら作業することが大切です。巣を袋に入れたら、しっかりと口を閉じて蜂が出てこないようにしてください。袋は二重にしておくと、より安全性が高まるためおすすめです。

⑥巣があった場所に殺虫スプレーを噴射する

巣を取り外したあとも、周辺に潜んでいる蜂が飛んでくるかもしれません。念のため、巣があった場所やその周囲にも殺虫スプレーを噴射しておきましょう。

戻り蜂と呼ばれる蜂たちが巣のあった場所に集まることがあるため、最後の仕上げとして入念に薬剤処理を施してください。これにより、再び蜂が巣作りを始めるリスクを抑える効果も期待できます。

⑦巣を処分する

最後に、袋に入れた蜂の巣を適切に処分します。ただし、蜂の巣のゴミ分類は自治体によって異なるため、事前に地域のルールを確認しておきましょう。

可燃ごみとして出せる地域もあれば、特別な処理が必要とされる地域もあります。処分まで確実に終わらせることが、周囲の安全を守るためにも必要不可欠なのです。

自力で退治する際のポイント5つ

自力でスズメバチやミツバチを退治する際、慎重に行動することが求められます。効果的かつ安全に退治するためには、以下5つのポイントを押さえておきましょう。

• 活動が少ない時間帯に退治する
• 殺虫スプレーは多めに用意する
• 蜂を刺激しない
• 黒い服を身につけない
• 再発防止に努める

ここでは、上記5つのポイントについて詳しく解説します。これらのポイントを押さえて安全かつ効率的に退治しましょう。

活動が少ない時間帯に退治する

蜂の活動が少ない時間帯を選んで退治すれば、リスクを最小限に抑えられます。特に、早朝や夕方は蜂が巣に戻っており、活動している蜂が少ない時間帯にあたるためおすすめです。

ただし、モンスズメバチは夜間でも活動するスズメバチであるため注意が必要です。作業中うっかりモンスズメバチに攻撃されないためにも退治する前にスズメバチの種類を特定しておきましょう。

下記記事では、モンスズメバチの特徴や習性、危険性について詳しく解説しています。モンスズメバチの退治にお悩みの方は、あわせて参考にしてください。

モンスズメバチの特徴や危険性を徹底解説！適切な退治方法も紹介！

殺虫スプレーは多めに用意する

殺虫スプレーは、蜂の巣に向けて長時間噴射する必要があるため、十分な量を準備しておきましょう。なぜなら、スプレーが不足すると、蜂を完全に退治できない可能性があるためです。

念のため、予備のスプレーも用意しておくと安心です。特に、スズメバチの巣は一度に多くの蜂を駆除する必要があるため、スプレーの量を多めに確保することをおすすめします。

蜂を刺激しない

退治の際には、蜂を刺激しないように注意してください。急な動きや大きな音を立てると、蜂が警戒して攻撃的になるケースがあります。

慎重に作業を進めるだけではなく、蜂の動きに注意を払いながら行動することが、事故を防ぐためのポイントです。

黒い服を身につけない

蜂は黒い色を攻撃的に感じることが多いため、退治作業をする際には黒い服は避けましょう。代わりに、白やベージュなど明るい色の服を着ることで蜂の攻撃を防ぐのに役立ちます。

特に、スズメバチは色に敏感な昆虫であるため、カバンや帽子などの小物類にも配慮することが大切です。

再発防止に努める

退治後は、再発防止に努めることが非常に重要です。巣があった場所に殺虫スプレーを噴射するだけではなく、周囲の環境を見直して蜂が巣を作りにくい状態を作りましょう。

例えば、大きな木の枝を剪定したり、天井裏に穴がないかを確認して塞ぐなど、蜂が巣を作る環境を整えることが再発防止につながります。

自力で退治するのが危険と言われている理由

スズメバチやミツバチの退治を自力でおこなうと、さまざまな危険が伴います。自力で退治するために正しい知識を持って準備万端にしていても、予期しない状況に直面することは少なくありません。

• 刺されると最悪の場合命に関わる
• 巣を特定できないとあっという間に巨大化する
• 準備不足や手順を間違う可能性がある
• 1回で退治しきれない可能性がある
• 近隣トラブルを招くことがある

命に関わるトラブル招く場合もあるため、自力での退治は無理のない範囲で行いましょう。

スズメバチ・ミツバチの駆除は専門業者に依頼しよう

スズメバチやミツバチの駆除は、専門業者に依頼することが最も安全かつ効果的な方法です。自力で駆除を試みるよりも、プロに任せることでリスクを大幅に減らすことができます。

ここでは、専門業者に依頼するメリットについて詳しく解説します。

蜂のプロが安全を確保してくれる

蜂駆除の専門業者は、蜂の特徴や行動を熟知しており、安全に駆除作業を進めるためのスキルと知識を持っています。ですから、専門業者に依頼すれば、自分で蜂に近づくことなく、専門的な道具を使って安全に駆除してもらえるのです。

もちろん、作業中も周囲の安全が確保され、万が一の事故も防いでくれます。

巣の場所が分からない場合も特定してくれる

蜂の巣が隠れていたり、見つけづらい場所にあっても、専門業者は巣を正確に特定し、駆除作業をしてくれます。プロの目で巣の位置を見抜き、適切な方法で安全に退治してくれるため、素人では難しい巣の発見も可能です。

必要な道具を用意する手間が省ける

蜂駆除には、相応の道具が必要です。例えば、蜂駆除に特化した殺虫スプレーや防護服など普段使わない道具を揃えなくてはなりません。

専門業者なら、すでに必要な道具を揃えている上、使用方法にも精通しています。ですから、自分で道具を揃えたり準備したりする手間を省けるだけではなく、購入する時間の節約にもつながるのです。

巣の大きさに関わらず一網打尽にしてくれる

蜂の巣の大きさに関わらず、専門業者はその規模に適した方法で駆除してくれます。スズメバチの大きな巣や、ミツバチのような比較的小さな巣でも、適切に対応可能です。

巣が複数に増えている場合でも、迅速に駆除してくれる上、再発防止に向けたアドバイスもしてくれます。

周囲への配慮もしてくれるからトラブルになりにくい

蜂駆除の作業は、近隣住民に不安を与えることがあります。専門業者は、作業をおこなう際に周囲への配慮を忘れません。

近隣住民とのトラブルを避けるため、音や動きに注意を払いながら慎重に作業を進めてくれます。これにより、周囲の人々に不安を与えることなく、円滑に駆除作業が完了するのです。

スズメバチ・ミツバチを見つけたらハチ駆除専門クリーンライフへご連絡ください！

蜂の巣を発見した場合は、自己判断で駆除を試みるのではなく、プロの蜂駆除業者『ハチ駆除専門クリーンライフ』にご連絡ください。安全かつ迅速に駆除をおこない、再発防止のアドバイスも提供いたします。

蜂の種類を問わず、確実に駆除いたします。もし、巣が見つからない場合は行動パターンから巣を特定し、駆除いたしますのでご安心ください。

ご相談は無料なので、スズメバチやミツバチを見かけたらまずは『ハチ駆除専門クリーンライフ』にご連絡ください。

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