コガタスズメバチと遭遇した時、下記のことでお困りではないでしょうか？

• コガタスズメバチの特徴や見分け方を知りたい
• コガタスズメバチの危険性を知りたい
• 刺されないためにはどうしたら良いのか
• 正しい駆除方法を知りたい

本記事では、コガタスズメバチの特徴や習性、攻撃性・危険性について解説します。また、コガタスズメバチに刺されないためのポイントや、正しい駆除方法についても解説しているので、あわせて参考にしてください。

コガタスズメバチの特徴と見分け方

コガタズメバチは、他のスズメバチと見分けがつきにくく、それゆえに危険な状況になってしまう可能性があります。ここでは、コガタスズメバチの特徴を詳しく解説します。また、他のスズメバチとの見分け方についても解説しているため、見分け方が分からない人も参考にしてください。

日本全国に広く生息し、都市部にも多い

コガタスズメバチは日本全国に広く分布しており、特に本州や四国、九州でよく見られます。森林や山間部だけでなく、都市部にも適応し、公園や住宅街にも姿を現します。軒下や庭の植え込みなど、人が暮らす環境のすぐそばに巣を作ることもあります。スズメバチの中でも適応力が高く、都市部での発見例が多いため、注意が必要です。

スズメバチの中では大きいタイプに分類される

コガタスズメバチという名前から小型の印象を受けますが、実際には体長が17mm〜26mmほどあり、スズメバチの中では中〜大型に分類されます。特に女王バチは他の個体よりも大きく、存在感があります。全体的にオレンジがかった黄色の体色をしており、黒色とのコントラストがはっきりしています。

他のスズメバチとの見分け方

コガタスズメバチはキイロスズメバチとよく混同されますが、腹部の模様に違いがあります。キイロスズメバチに比べて黒い模様が太く、はっきりしているのが特徴です。それ以外にも、キイロスズメバチは名前のとおり全体的に黄色がかっていて、手足も黄色いのに対し、コガタスズメバチは手足が黒っぽいため、覚えておくと見分けやすくなるでしょう。

コガタスズメバチの生態・習性

コガタスズメバチは、特有の生態や習性を持っています。正しい生態や習性を理解すれば、遭遇した際適切に対処可能です。これから解説する3つの行動パターンを理解し、コガタスズメバチに遭遇しないような生活環境を整えましょう。

最も人の生活範囲の近くに生息している

コガタスズメバチは山間部だけではなく都市部にも適応しています。スズメバチの中でも特に人の生活圏に近い場所で活動しているため、住宅街や公園で遭遇する機会が多いスズメバチです。そのため、巣を誤って刺激してしまうケースも少なくありません。特に夏から秋にかけて攻撃性が増すため、注意が必要です。

人間が食べるご飯も餌としてしまう

コガタスズメバチは肉食性が強く、昆虫や小動物を捕食しますが、人間の食べ物にも興味を示すことがあります。特に甘いものや肉類に引き寄せられやすく、屋外での食事中に近寄ってくるケースもあるため、注意が必要です。飲食店のゴミ箱やバーベキューの残り物なども狙われやすいため、残飯や生ゴミは手早く処理しましょう。

庭木の影に巣を作ることが多い

コガタスズメバチは軒下やベランダ、庭木の茂みなどに巣を作ることが多いと言われています。巣はボール状で、成長すると直径30cmを超えます。巣の位置が低めのため、人の目に付きやすいものの、不用意に近づくと攻撃されるため、気軽に退治できるものではありません。巣を見つけた際は刺激せず、専門業者に相談しましょう。

コガタスズメバチの攻撃性・危険性

コガタスズメバチは、スズメバチの中でも比較的おとなしい性格と言われていますが、巣に危険が及ぶと攻撃性を示します。刺された場合は、命に関わる重大な事故につながる可能性があるため、注意が必要です。万が一遭遇してしまった時に備えて、コガタスズメバチの攻撃性や危険性を理解しておきましょう。ここでは、コガタスズメバチの攻撃性や危険性、毒性の特徴について解説します。

スズメバチの中でも比較的おとなしい

コガタスズメバチは、スズメバチの中では比較的おとなしい性格です。他のスズメバチと比べて攻撃性が低く、こちらから刺激をしない限り積極的に襲ってくることは少ないと言われています。ただし、巣を守るための防衛本能は強く、巣の近くでの動きや振動には敏感に反応します。特に活動がピークを迎える夏から秋は警戒心が強まり、少しの刺激でも攻撃を仕掛けてくる可能性があるため、注意が必要です。

巣を刺激すると働き蜂が一斉に攻撃してくる

コガタスズメバチの巣は、軒下や樹木の枝、屋根裏など比較的開放的な場所に作られます。人間の手が届く位置にあった場合、巣に近づいたり、振動を与えたりすると、働き蜂が巣を守るために一斉に攻撃してくるため、決して刺激してはいけません。コガタスズメバチは自身の身に危険を察知すると仲間にも知らせる習性があります。すると、短時間で多くの個体が集まり、集団で攻撃してくるのです。そのため、巣を発見した場合は決して刺激を与えず、できるだけ早く退治しなくてはなりません。

7月以降は働きバチが急増するため刺される可能性が高まる

コガタスズメバチの活動は春から始まり、7月以降になると働き蜂の数が急増します。この時期には巣の規模も大きくなり、外敵に対する警戒心がより強くなります。特に夏から秋にかけては餌の確保や繁殖活動が活発になり、人間の生活圏にも現れやすくなるため注意が必要です。巣が自宅や活動範囲の近くにある場合は、刺されるリスクが高まるため、早めに退治しましょう。

コガタスズメバチの注意点

コガタスズメバチは比較的おとなしいとはいえ、スズメバチには変わりありません。そのため、刺されると、毒が体に回り、最悪の場合は命を落としてしまう可能性もあるのです。では、コガタスズメバチに実際に遭遇してしまった時はどうしたら良いのでしょうか。

コガタスズメバチに関する注意点は以下の6つです。

• 見つけても近づかない
• 巣を刺激する行為はしない
• 黒い服を着ない
• 香りの強い物を身につけない
• 大声を出さない
• 巣を見つけたら早めに駆除する

実際に遭遇した際、誤った対処法をしてしまうと、かえってコガタスズメバチを刺激し、攻撃されることになりかねません。これから解説する事項を覚えて、コガタスズメバチに襲われるリスクを軽減しましょう。

見つけても近づかない

コガタスズメバチの巣を見つけた場合は、むやみに近づいてはいけません。巣の周囲には見張り役の働き蜂がいて、侵入者がいないか常に警戒しています。接近しすぎると攻撃の標的になりやすいため、距離を保つようにしましょう。

巣を刺激する行為はしない

巣に向かって棒でつついたり、物を投げたりすることは非常に危険です。スズメバチは自分たちの巣を守るために刺激してきた相手に対して攻撃するため、不用意に刺激してはいけません。特に子どもが遊び半分で刺激してしまうケースもあるため、大人がしっかりと注意喚起する必要があります。

黒い服を着ない

スズメバチは黒い色に対して強く反応し、攻撃を仕掛ける可能性があるため注意してください。これは、彼らの天敵であるクマが黒色であるためと考えられています。そのため、野外活動をおこなう際には、白や明るい色の服を着用しましょう。こうすることで、攻撃を受けるリスクを減らせます。

香りの強い物を身につけない

香水や整髪料など、強い香りを発する物はスズメバチを引き寄せる原因になります。特に花の香りや甘い香りに反応しやすいと言われています。山や公園などハチの生息域に行く際は香りの強いものを控えるようにしましょう。また、においの強い食べ物もコガタスズメバチを引き付ける要因となるため、食べ物を持ち歩く際は密閉できる保存容器に入れ、残飯や生ゴミを残さないようにしてください。

大声を出さない

コガタスズメバチは音にも敏感に反応します。そのため、大声を出したり大きな音を立てると、刺激を与えるため静かに立ち去ることが重要です。特に巣の近くで騒音を立てると、コガタスズメバチが威嚇と判断し、集団で攻撃してきます。

巣を見つけたら早めに駆除する

コガタスズメバチの巣を発見した場合は、放置せず早めに退治しましょう。しかし、自分で退治するのは非常に危険であるため、専門の駆除業者に依頼するのが安全です。特に巣が大きくなってからの駆除はリスクが高まるため、小さいうちに対応することが重要です。

自力での退治ができない人は『ハチ駆除専門クリーンライフ』に駆除を依頼してみてはいかがでしょうか。『ハチ駆除専門クリーンライフ』は最短30分で現場に駆けつけます。急いで退治したい時にとても重宝するでしょう。

コガタスズメバチを自力で退治する方法・手順

コガタスズメバチを自力で退治する方法及び手順は以下の通りです。

• コガタスズメバチ退治に必要な物を準備する
• 巣に向かって殺虫剤を噴射する
• 巣をゆっくり切り離して袋に入れる
• 巣があった場所に殺虫スプレーをかける

ここでは、詳しい退治方法の手順について解説します。また、再び巣を作らないようにするための対策法についても解説しているため、繰り返し同じ場所に巣を作られたくない人も参考にしてください。

ステップ1：コガタスズメバチ退治に必要な物を準備する

まずは、コガタスズメバチ退治に必要な物を準備して安全対策をしましょう。退治に必要な道具は以下の通りです。

• 防護服
• 厚手の手袋・長靴
• フェイスガード
• 殺虫スプレー
• ゴミ袋（コガタスズメバチの巣が入るもの）
• 剪定バサミ
• 懐中電灯

市販のハチ専用殺虫スプレーを選ぶ際は、殺虫力が強い物、噴射距離が長い物がおすすめです。一般的な虫除けスプレーでは効果が薄いため、必ずスズメバチ専用の強力なものを選んでください。また、巣を撤去するための長い棒や鋭利なナイフ、巣を収納するための大きめのゴミ袋も必要です。夕方から夜間の作業になるため、懐中電灯を用いて足元の安全性を確保しましょう。

ステップ2 ：巣に向かって殺虫剤を噴射する

準備が整ったら、コガタスズメバチの巣に向かって殺虫スプレーを噴射します。攻撃性が高まっているコガタスズメバチは巣を守ろうと反撃してくるため、距離を取りながら確実に薬剤を浴びせます。スプレーの噴射口を巣の出入り口に向け、数十秒間絶え間なく噴射を続けましょう。

殺虫スプレーの種類によっては効果が出てくるまでの時間に差があります。そのため、十分に噴射した後も、数分間は巣に近づかず、コガタスズメバチの動きを確認してください。完全に活動が止まったことを確認するまでは、巣に手をつけてはいけません。

ステップ3：巣をゆっくり切り離して袋に入れる

スズメバチの活動が収まったのを確認したら、巣を樹木や天井から切り離します。その際、棒やナイフを使い、慎重に巣を切り離すようにしてください。巣が大きくなっていると、奥にまだ生きているハチがいる可能性があるため、手早く作業を進めることが大切です。

切り離した巣はすぐにビニール袋に入れ、しっかりと密封します。密封する前に再度殺虫剤を噴射すれば、巣の奥から出てきたハチに有効です。ビニール袋に入れた巣は可燃ゴミとして処分するか、自治体の指示に従い適切に廃棄してください。

ステップ4：巣があった場所に殺虫スプレーをかける

巣を撤去した後は、残っているハチが戻ってこないように巣があった場所に殺虫スプレーを噴射します。特に、巣の跡や周囲の壁、軒下などに薬剤をしっかり吹きかけ、再び巣を作られないようにしてください。また、殺虫スプレー以外に、害虫などを近寄らないようにする薬剤である忌避剤を使用するのも有効です。このように、スズメバチが嫌う成分を含んだスプレーや、ハーブ系の防虫剤を散布しておくと、再発防止につながります。定期的に巣を作られやすい場所を点検し、早めに対策をおこないましょう。

コガタスズメバチを自力で退治する時のポイント

コガタスズメバチを自力で退治する時のポイントは以下の3つです。

• むやみに刺激しない
• 殺虫スプレーはなくなるまで噴射し続ける
• 完全にいなくなってから巣を切り離す

ここでは、上記3つについて詳しく解説します。ポイントを理解して、安全な退治に備えましょう。

むやみに刺激しない

コガタスズメバチは自身の身に危険が及ぶと、攻撃性が高まるハチです。しかも、不用意に刺激すると集団で襲いかかってきます。巣を退治すること自体、コガタスズメバチの刺激になるため、日中の活動が活発な時間帯は避け、夕方から夜間に作業をおこないましょう。

殺虫スプレーはなくなるまで噴射し続ける

途中でスプレーの使用をやめると、ハチが反撃してくる恐れがあります。確実に仕留めるため、スプレーがなくなるまで噴射を続けましょう。巣の規模に関わらず、1本を使い切るくらいの勢いで噴射してください。また、巣の奥まで薬剤が届くように角度を変えながら噴射すると、より効果的に退治できます。

完全にいなくなってから巣を切り離す

巣を撤去する前に、ハチの動きが完全に止まっているか確認しましょう。まだ生き残りがいる場合、突然襲われる危険があるため、数分間観察してください。ハチの動きが完全になくなったのを確認した後も万が一に備え、慎重に巣を切り離してください。

コガタスズメバチを自力で退治するのが危険な理由

コガタスズメバチの自力での退治は不可能ではありませんが、あまりおすすめできません。なぜなら、自力で退治することは手間や時間がかかる上、自身に被害が及ぶ可能性がゼロではないためです。

ここでは、コガタスズメバチを自力で退治するのが危険な理由を3つ解説します。

準備不足があったり手順を間違う可能性がある

コガタスズメバチの駆除には専用の防護服や殺虫スプレーが必要ですが、一般家庭にはこれらの道具が揃っていないことが多いため、どうしても準備不足になりがちです。さらに、駆除の手順を誤ると、コガタスズメバチを刺激して攻撃を誘発する危険性があります。

例えば、駆除スプレーを使用する際に適切な距離を保たなかったり、巣を撤去するタイミングを誤ったり、誤って必要以上の刺激を与えてしまったりすると、ハチが興奮して集団で襲いかかる可能性があるのです。こうした危険を避けるためにも、専門業者に依頼し、安全に駆除してもらいましょう。

コガタスズメバチに刺された場合命に関わる

コガタスズメバチは強い毒を持ち、刺されると激しい痛みやアレルギー反応を引き起こすことがあります。アナフィラキシーショックを発症すると、最悪の場合、命に関わる危険性があるため、十分な注意が必要です。万が一刺されてしまったら速やかに医療機関を受診してください。

コガタスズメバチをすべて駆除しきれない可能性がある

自力での退治では、巣の奥にいるハチを完全に駆除しきれない可能性があります。また、巣の場所が見えにくい位置にあったり、手が届かない位置にあったりする場合は、駆除作業が十分におこなえず、一部の個体が生き残ることに繋がります。

このように、コガタスズメバチの巣を安全に駆除するには、専門の知識と技術が必要です。そのため、専門業者に依頼し、確実に駆除してもらいましょう。

コガタスズメバチを退治するなら専門業者に依頼するのがおすすめ

コガタスズメバチの巣を安全に駆除するには、ハチ駆除専門業者に依頼するのがおすすめです。専門業者なら正しい知識と豊富な経験から安全かつスムーズに駆除してもらえます。ここでは、ハチ駆除専門業者のおすすめポイントを3つ解説します。

手間がかからない上、失敗のリスクも少ない

専門業者に依頼すれば、経験豊富なプロが迅速かつ安全に駆除をおこなうため、手間がかからず失敗のリスクもありません。自力での退治でスプレー式の殺虫剤を使っても巣の内部まで薬剤が届かないことがあります。生き残ったハチは攻撃的になり、さらに危険が増す可能性もあるため、専門業者による適切な駆除を依頼しましょう。

周囲への被害を最小限に抑えられる

専門業者なら適切な対策をしながら駆除をおこなうため、周囲への被害を最小限に抑えられます。さらに、切り離した巣の処理までしてくれるため、安心して任せられるでしょう。また、ハチが再び巣を作らないよう再発防止策も実施してくれるので、長期的な安心にも繋がります。

巣の場所が見つからない場合でもきちんと特定してくれる

コガタスズメバチは、住宅の軒下や屋根裏、庭木の中など、比較的開放的な空間に巣を作ります。そのため、自分で駆除をおこなおうとしても、巣の位置を特定できなかったり、手が届かなかったりと、退治できないケースもあるのです。

専門業者なら、ハチの飛行ルートや行動パターンを分析し、巣の場所を正確に特定可能です。見つけにくい巣も適切に駆除できるため、放置して被害が拡大することを防げます。安全に駆除をおこなうためにも、早めに専門業者に相談してみてはいかがでしょうか。

コガタスズメバチの退治はハチ駆除専門クリーンライフにお任せください

コガタスズメバチの駆除には専門的な知識と技術が不可欠であり、無理に自分で対応すると大変危険です。『ハチ駆除専門クリーンライフ』なら、経験豊富なスタッフが迅速かつ安全に駆除をおこない、再発防止策までしっかり対応してくれます。

また、事前の無料相談や見積もりにも対応しており、状況に応じた最適な駆除方法を提案してくれます。コガタスズメバチの被害に悩んでいる場合は、早めに専門業者へ相談し、安全な生活環境を取り戻しましょう。

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